「翻訳会社って、今も必要なの?」 そんな疑問を持ったことはありませんか?
ペーパーレス化やDXが進む現代、機械翻訳の精度も飛躍的に向上し、誰もが簡単に翻訳できる時代になりました。しかし、それでもなお翻訳会社が求められる理由があるのです。
そこで今回から、シリーズ形式で、入社3年目の若手社員である私たちが社内の様々な専門家―エキスパート―たちにインタビューを実施し、みなさまにお届けします。
翻訳会社だからこそ提供できる価値、そして会社の魅力とは?翻訳業界の未来を切り拓く挑戦について、じっくり掘り下げていきます!
このメンバーでお送りします。



アイスブレイク


本日は、西日本支店の川口さんにお越しいただきました!どうぞよろしくお願いします!
よろしくお願いします!


川口さんってサッカーをされていると伺ったことがあるのですが、今も活動されているんですか?
はい、まだやっていますよ。なんだかんだで社会人になってからずっと続けていますね。


すごいですね!怪我されたりしたことはないんですか?
それが、あるんですよ。この会社に入ってからも3回くらい大怪我しちゃいまして(笑)
ちなみに、今は3チームに所属しています。10月から新しいリーグに参戦する予定で、試合に向けて気合が入っているところです!


本格的ですね!
西日本の営業とは

当社は新宿の四谷に本社を構えていますが、実は北に青森支店、西に西日本支店、南に福岡営業所を設けて全国各地のお客様に対応できる体制を整えています。
今日は西日本支店の川口さんにお越しいただいたので、川口さんの普段の業務内容と併わせて、西日本支店についてもお話を伺いたいと思います。

西日本支店ではどんな業務が中心なんですか?
西日本支店でも、本社と同じように営業がメインですね。翻訳サービスの他、制作案件やライティングのサービスも提供していますので、お客様との面談や打ち合わせがすごく多いです。


川口さんは主にライフサイエンス分野のお客様を担当されているかと思いますが、ライフサイエンス分野ではライティングの相談も多いんですか?
そうですね。特に大手のお客様からは、ライティングに関する相談をいただくことが多いです。翻訳はお客様の書類をこちらで預かるイメージですが、ライティングはお客様と一緒に文書作成をおこなっていくスタイルなので、打ち合わせも頻繁に行っています。


翻訳は納品型、ライティングは伴走型って感じですかね?
まさにそれです。翻訳は「お願いされたらこちらで作業をおこない、成果物を納品する」という流れですが、ライティングは「一緒に作る」というイメージ。だから、品質や納期の調整力がすごく求められます。


品質もスケジュールも両立しないといけないって、かなり大変そうですね。
そうなんです。お客様の要望に合わせて対応するのはもちろんですが、西日本支店にはプロジェクトの工程設定をするプロジェクトマネージャー(PM)がいないので、本社との連携も大切になってきます。PMさんの調整力にはいつも感服していますね。


となるとうちの強みは…?
まさにPMさんですね。PMさんが柔軟に工程設計をしてくれるので客先の要望にできる限り近づけて対応できています。

ライフサイエンス分野の営業について

ちなみにお客様に言われて嬉しかったことってありますか?
若い頃に「よく勉強されていますね」って言われたことがあって、それがすごく嬉しかったです。自分の提案が評価された瞬間でした。


ライフサイエンス分野って、専門知識も必要ですから日々営業も勉強ですよね…
はい。最初は業界特有の略語(CMC、CTDなど)を覚えるのが大変でしたけど、ルールや業界の仕組みが分かってくると、だんだん楽しくなってきます。展示会やセミナーで情報収集するのも重要ですし、そういう場でお客様と話すのも楽しいです。


業界の動きに合わせて知識をアップデートするのも仕事の一部なんですね。
そうですね。お客様のやり方もそれぞれ違うので、毎回新しい発見があります。他社との違いを聞かれることも多く、それに答えられるようになるのも面白いです。
当社の営業には、専門知識、調整力、コミュニケーション力のすべてが必要です。だからこそ、やりがいも大きいですね。

展示会って実際どう?現場のリアルを聞いてみた!

Bio Japanに今年も出展するんですよね。

はい、今年で3回目になりますね!お客様とお話することはもちろんですが、新たな情報を収集するのも楽しみにしています。


最近はどんな展示会に注目していますか?
やはりBio Japanとか、Medtec Japanですね。製薬会社が多く参加していますし、再生医療系の展示も最近とても多いです。


注目している企業などはありますか?
バイオベンチャーに興味がありますね。海外進出を考えている企業も多いので、言語的な観点で力になれればと思っています。
また、セミナー聴講も楽しみにしていますね。業界的に製薬企業や医療機器の会社は西日本に本社があることが多く、それに伴って西日本支店のお客様はライフサイエンス分野の方が多いです。セミナー聴講をすると情報収集になることはもちろん、お客様との会話の幅が広がるので、とてもためになっています。


展示会って、営業活動だけじゃなくて、業界の最前線を知る場でもあるんですね。
まさにそうです。情報収集、ネットワーキング、そして新しい仕事のきっかけ。全部詰まっています。


業界特有の知識を蓄えると提案の幅もさらに広がりそうですね、貴重なお話ありがとうございました!展示会もがんばってください!
ありがとうございました!

川口さんのお話から、当社の営業が担う提案の幅広さと、ライフサイエンス分野における専門性の重要さを改めて感じました。顧客との関係の築き方にも工夫があることが伝わってきます。展示会での情報収集や対話を通じて、業界の動向をキャッチアップする姿勢も印象的でした。営業という枠を超えて、業界理解と信頼構築を重視する姿勢に共感しました。今後の提案活動にも活かしていきたいです。