情報報を伝える手段として、動画は文字に比べて圧倒的に有利だとあらためて実感することがあります。
私は料理をよくするのですが、昔はレシピサイトに掲載されている材料と料理工程を読みながら作っていました。今では動画一本視聴すれば把握できて作れてしまいます。
最近では1.25倍速や1.5倍速で視聴することも当たり前の時代なので、さらに短時間で多くの情報を得ることも可能になってきました。YouTubeなどの配信動画を視聴するときは、音楽以外のしゃべり系の動画は基本1.5倍速で視聴してます。視聴したいコンテンツが多いので、倍速じゃないと消化が追いつかないんです(汗)。さすがに1.75倍や2倍にすると、まだ訓練が足らず、内容が頭に入ってこないですね…。
動画が持つ情報伝達能力の凄さ
動画の持つすぐれた情報伝達能力には、科学的な裏付けもあります。文字と比較した場合、画像は7倍、動画はなんと5,000倍もの情報を伝えることができると言われています。
また、アメリカの調査会社Forrester ResearchのJames L. McQuivey博士が2014年4月に発表した研究結果によると、「1分間の動画から伝わる情報量は、文字に換算すると180万語、一般的なWebページの約3,600ページ分になる」と言われています。
ここで言われている180万語というのは英単語数なので、日本語だと360万~400万字くらいですかね。
一般的な文庫本で1冊あたりの文字数が8~12万字程度とされているので、30冊以上の情報量を1分の動画で得ることができるということです。
また、3,600ページのWebページは、書くのも読むのも時間がかかりますし、制作するのも大変な時間と労力がかかり大変です。
こう言われている背景には、「メラビアンの法則」が大きく絡んでいます。
メラビアンの法則とは
メラビアンの法則とは、「人がコミュニケーションをとる時に、どんな情報に基づいて印象が決定されるのか」ということを検証し、1971年にアメリカの心理学者、アルバート・メラビアンによって提唱された非言語コミュニケーションの重要性を説く法則です。
情報源は「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の3つで、話し手が聞き手に与える影響の割合は下記となります。
Visual(視覚情報) 55%
Vocal(聴覚情報) 38%
Verbal(言語情報) 7%
※「視覚情報」=Visual「聴覚情報」=Vocal「言語情報」=Verbalで「3Vの法則」と呼ばれたり、割合から「7-38-55のルール」と言われることもあるそうです…。
このことからも、映像(視覚情報)と音(聴覚情報)で伝える動画コンテンツは情報伝達において圧倒的な強さがあることがわかると思います。言語情報からの影響が少なくて驚きです。
動画に興味をもったら
そういったことから、動画でさまざまな情報発信をしたい意欲が高くなっているものの、自社で動画コンテンツを積極的に発信していきたいと思っても、何から始めていいかわからない方が多いと思います。
「とりあえず業者をググって(Google検索して)相談したら対応してくれるでしょ。」
ということで、問い合わせてもすんなり見積りを出してくる制作会社は、ほぼないと思ってください。出してきても概々算のさらに概算くらいのもので、制作会社側も想像するギリギリラインの価格提示はできないので、かなり大きく載せた金額で提示してくることがほとんどなので、参考になりません。
制作会社に問い合わせる前に下記のブログを読んで、事前準備をしておきましょう。
『動画制作の依頼前に必要な準備とは』
『動画制作の相場を理解するためのポイント』
動画を活用したマーケティングは、目的別にポイントを押さえることが重要です。
近年ではインバウンドの盛り上がりや、製品・サービスの英語化を中心とした多言語化の要望も増えています。制作した動画に、対象国向けの言語に翻訳した字幕やナレーションを入れます。YouTubeなどの動画配信プラットフォームに動画をUPすると、機械翻訳された字幕が自動で表示されるものもありますが、製品やサービスなどのプロモーション動画はお勧めしません。せっかくコストをかけて制作した動画の魅力を正確に伝えることができないからです。当社のような翻訳会社が翻訳した字幕ファイルの.srtや.vttをアップロードすることで、製品やサービスの魅力を正確に伝えることが可能です。
こちらもご覧ください♪
動画字幕翻訳サービスサイト ▶https://www.sunflare.com/subtitle/
動画をいろいろな言語にする時のポイント
.mp4とか.movの拡張子が付いたファイルは動画ファイルですが、ある意味画像ファイルと同じです。例えば日本語で書かれたものを英語にする際、動画に掲載されているテキストを変更するのはかなり工数をかけるか、場合によっては変更できないものもあります。
一般的に画像化されたファイルの元となるものとしてわかりやすいところでいくと、MS-Word・Excel・PPTなどのテキストを変更できるものが元ファイルとなります。
動画の場合は、例えばAdobe PremiereやAfter Effectsで制作された動画ファイルの場合は、出力された.mp4や.movのファイルではなく、ProjectFileを中心とした素材データ一式があれば、動画の作り方によっては難しいこともありますが、概ね翻訳した英語に置き換えることが可能です。
動画のソースデータをくれる制作会社は少ない?
とはいえ、動画の元となるデータ一式を提供してくれる制作会社はほとんどないでしょう。総額の30%~50%ほど、結構な金額の追加費用で提供してくれる会社もあるっちゃ~ありますが…。
動画の英語版など多言語化する予定がある場合は、動画制作もできるサン・フレアへ依頼いただくことをお勧めします。理由としては、動画制作会社は社内に翻訳工程を管理する部門は持っていないケースが多いため、基本的に翻訳会社へ丸投げ状態です。制作会社が翻訳されたテキストを確認する工程は持っていないため、委託した翻訳会社の品質がそのまま使用されることとなります。つまり、翻訳の品質がブラックボックス化されてしまうということです。サン・フレアは翻訳を専業としながら、動画制作にも対応しているため、ワンストップで動画の英語版や多言語版を制作することが可能です。翻訳専業なので、品質は保証されていますし、先ほど記載したソースデータ云々のやり取りも一切必要なく、スムーズにプロセスを進めることができます。
動画をうまく使ってビジネスを盛り上げよう
「動画を制作する時点で、他の言語バージョンを作るかわからない」という場合でも問題ありません。動画制作後数年間はProjectFile一式を保管しますので、いつでも「前作ってもらった動画の英語版を作りたいんだけど」というご依頼にも対応可能です。
動画はうまく使えばビジネスをするうえでの重要なコンテンツとなります。是非ご検討ください!
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