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「翻訳会社って、今も必要なの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
ペーパーレス化やDXが進む現代では、機械翻訳の精度も飛躍的に向上し、誰もが簡単に翻訳できる時代になりました。それでもなお、翻訳会社が求められる理由があります。
そこで今回から、シリーズ形式で、入社3年目の若手社員である私たちが社内の様々な専門家 ― エキスパート ― にインタビューを実施し、その内容をみなさまにお届けします。
翻訳会社だからこそ提供できる価値とは?
そして、会社の魅力とは?
翻訳業界の未来を切り拓く挑戦について、じっくり掘り下げていきます。
このメンバーでお送りします。




アイスブレイク
本日は、半導体営業チームの角田さん・吉田さんにお越しいただきました!
よろしくお願いします!

同じフロアの方を改めてインタビューするって、ちょっと緊張しますね。
ちなみに、これまではどんな人に話を聞いてきたの?
祐介さんにはMTPEの話を、Iさんには翻訳者の開拓について聞きましたね。
社内の人が読んでも結構勉強になりますよ。
そうなんだ。今度読んでみるね。

展示会から始まる人脈づくりと業界内での立ち位置
早速ですが、半導体チームとして今どんな営業活動をされているんですか?特徴的な取組みがあればぜひ教えてください。
主な活動は展示会や業界イベントへの参加です。対面で名刺交換し、情報収集をしながら関係を深めるスタイルですね。
ここ最近はSEMICON Japanにも出展されていますが、SEMICON Japan以外の展示会にも参加されるんですか?
はい、先月は福岡の展示会に参加しました。昨年度は熊本に行って、TSMCの工場を見たり、現地の翻訳ニーズを調査したりしました。
出張レポート 半導体営業担当がTSMCフィーバーに沸く熊本県に行ってみた
ちなみに展示会後の懇親会や企業交流会にも積極的に参加しています。こういった場はとても重要で、SEMICON Japanの出展者同士の懇親会がきっかけで、二次会や別の会に誘われることもあります。そこから人脈が広がっていくんです。
こうした活動で、業界内での知名度を上げていくんですね。
そうですね、徐々に顔を覚えてもらえるようになってきました。「言語の相談はサン・フレア」と思ってくださるお客様も増えてきたのはうれしいですね。ただ、半導体業界は非常に広いので、もっと広く知られるよう頑張りたいです。
翻訳会社としての独自ポジションと専門性の強み
様々なセミナーにも参加されていると聞きました。
はい、例えば他県のセミナーでも、テーマが半導体なら積極的に参加しています。そのような場には将来的にお客様になり得る方々が集まるので、いろんな話を聞かせてもらっています。
半導体関連の分野って、やっぱり注目度も高いですよね。
そうですね。技術革新も早いですし、情報収集の場としても重要です。
そういえば確か、当社はSEMIの会員でもあるんですよね?
※SEMIとは・・・国際半導体製造装置材料協会。半導体製造装置や材料の業界団体。国際規格の策定や展示会の開催を通じて、業界の標準化と発展を支援している。
そうですね。SEMI会員企業の中で、翻訳をメイン業務にしているのは当社だけです。
半導体業界の翻訳って専門性が高くて、機密情報にシビアな印象です。何かアピールポイントなんかあったりするんですか?
当社の強みは、半導体メーカーや製造装置メーカーのOBが翻訳者として在籍していることです。もちろん専門用語にも対応できるので、「うちのドキュメントは専門的過ぎて翻訳できないんじゃない?」という不安も解消できます。また、SEMIから仕事をいただいていたり、SEMI会員のうち、1/3以上の企業から翻訳の仕事をいただいていることをお伝えすると、みなさんびっくりされますね。
- 有限会社セミ・ジャパン様 和文英訳翻訳
- ニデックコンポーネンツ株式会社様
和文簡体字翻訳のサンプルをダウンロードできます!

また、機密情報に関しては僕を含め翻訳に携わるすべての人が、会社と「機密保持契約」を締結しているほか、近年では様々なセキュリティ研修や訓練を会社全体で実施しています。そういった点もアピールポイントです。
ISO 27001とプライバシーマークも取得していますもんね。
実際にお客様からも「それなら任せられるね」と言っていただけることも多いです。半導体業界のお客様の不安が解消され、翻訳を依頼してもらった時はとてもうれしいですね。
技術文書・通訳ニーズと展示会での新施策
半導体分野って具体的にはどんな案件が多いですか?
技術文書が中心ですね。SDS関連の資料や製品マニュアル、仕様書などが多いです。海外のお客様に製品を納入する際には、英語で整備された文書が必須になるので、そういった翻訳の依頼が増えています。
もちろん、英語から日本語への翻訳が必要になることもあります。商社や装置メーカー、デバイスメーカーなど、関わる会社によって必要な文書の種類も異なります。
ちなみに、SEMICON Japanなどの展示会では通訳ニーズはありますか?
はい。海外からの来場者が多いので、通訳の重要性は高いです。毎年、展示会のアテンドやセミナー通訳など、企業様からお問い合わせをいただいています。
同時通訳・逐次通訳の両方に対応できるほか、様々なレベルの通訳者がいるので、ニーズに合わせた対応ができます。
なるほど。ちなみに今年のSEMICON Japanでは何か新しい取組みをするんですか?
今年は僕が出展責任者なのですが、ハッピーアワーに参加しようと思います。2日目の夕方(12月18日(木)16時~17時)に、世界のビールをブースで提供する予定です。去年は世界のお菓子を配って好評だったので、今年はさらにインパクトを狙っています。
面白いですね!他にも営業強化の施策は?
LP(ランディングページ)も準備中です。SEMICON Japan前には公開予定ですが、その他にも半導体に関連したブログ公開や、メルマガでのご案内など、複数のチャネルからアプローチしています。
半導体業界の“あるある”と今後の展望
半導体業界ならではの“あるある”ってありますか?
ありますよ!業界はセキュリティが厳しいのに、仕事が終わったら飲み会でめっちゃ盛り上がる(笑)。競合他社同士でも仲良く飲む文化があるのが面白いです。
技術的な“あるある”ですと?
半導体業界では、微細化が依然として主要なトレンドです。現在では3nmや2nm世代の開発・量産競争が進んでいます。進化のスピードは非常に速く、セミナーでは「今週の常識は来週の非常識」と言われるほどです。
だからこそ、翻訳も専門性とスピードが求められるんですね。
まさにそうです。専門用語に精通した翻訳者がいること、そしてスピード感を持って対応できる体制があることが、当社の強みです。
それは安心ですね。今後の展望は?
展示会やセミナーでの通訳対応を強化しつつ、翻訳の専門性をもっと打ち出していきたいです。業界内での認知度を高めるために、ブログやSNSでも積極的に情報発信していきます。
こういったサン・フレアの強みがもっと広まるといいですね!
本日は貴重なお話ありがとうございました!
ありがとうございました!

今回は、半導体業界の“あるある”にも触れながら、様々なお話を聞くことができました。
展示会やセミナーを通じて半導体業界との信頼を築く営業チームの取組みは、非常に印象的でした。
“世界のビール”で人脈拡大を狙う今年のSEMICON Japanも今から楽しみですが、今後も同じAMとして会社の魅力を深く理解し、より多くの方に価値を届けていきたいと思います。
SEMICON Japanサン・フレアブースへのご来場を心よりお待ちしております。
サン・フレア紹介ページ 《ブース番号:西2ホール W2652》
