![第2回[九州]半導体産業展バナー画像](/assets/img/img_blog155_01.jpg)
10月8日(水)~9日(木)に福岡県のマリンメッセ福岡で開催された、第2回[九州]半導体産業展に行ってまいりました。
半導体産業に特化した展示会ということで、半導体分野の営業を担当する筆者が、展示会場の雰囲気や出展企業の声、さらにはそこから見えてくる半導体業界のトレンドについて、徹底的にレポートいたします!
今年の2月には、熊本県の出張レポートも書いているのでそちらもご覧ください。
出張レポート 半導体営業担当がTSMCフィーバーに沸く熊本県に行ってみた
展示会場に到着!
というわけで早速やってまいりました、マリンメッセ福岡です。

B館(写真左)全体と、A館(同右)の半分を使って開催されており、A館の残り半分では第1回[九州]次世代物流展が同時開催されています。
ちなみに、来年は第1回[九州]次世代物流展の代わりに[第1回]次世代エネルギー展が開催されるようですね。
半導体産業展では、半導体製造におけるプロセス区分である「前工程」と「後工程(その他サービスを含む)」で会場エリアが分かれています。
A館では半導体製造の基盤となるシリコンウェハ上に電子回路を形成する「前工程」、B館では完成した回路をパッケージ化し、外部と接続できるようにする「後工程」の技術が展示されています。


出展している企業の傾向とそこから分かる事
後工程の出展数は前工程の1.5倍!
工程別の出展社数を見てみると、前工程のA館は約160社、後工程のB館は約240社で、後工程が前工程の約1.5倍となっています。
他地域に比べて中小企業が多い九州では、参入が比較的容易とされる後工程の会社がもともと多いのですが、それにしても企業数に差があるなと感じました。
実は、近年の半導体業界では後工程技術への注目が高まっており、「これからの半導体技術の発展は後工程がカギを握っている」とも言われています。
上記の背景から、今回の展示会場は九州地方の特徴と最近の業界トレンドがマッチした構造になっているのではないか、というのが筆者の勝手な見解です。
日本進出を狙う海外企業の出展も
全体としては、やはり九州の企業が多いですが、台湾や韓国など海外企業の出展も目立ちます。東京の展示会でも海外企業が出展している光景はよく目にしますが、この展示会に出ている海外企業は東京のそれと比べて来場者への声掛けが積極的な印象です。
半導体業界のトレンドとなっている九州地方で成果を上げれば大きなビジネスチャンスになりますから、海外企業も意欲的ですね。
イベントも盛りだくさん!
ちなみに今回の展示会では、学生向けイベントの開催やキッチンカーの出店など、多くの催しがありました。その中で、ブースへの訪問5件ごとにガチャを回せる「ブース訪問ラリーガチャ」というイベントがあり、私も参加してみました。

景品が豪華ですね!
余談ですが、私は生まれてこの方、こういった類いの抽選で良い思いをしたことがありません。
いつも抽選に参加しながら、他の誰かに向けられた、当選を知らせる「ガランガラン!」というハンドベルの音を遠くで聞きながら、肩を落として抽選会場を後にした思い出しかないのです。
「今回もどうせ当たらないんだろうな…」
そう思いながらガチャの機械にコインを入れて、ハンドルを回すと…

景品に書かれていない物だったので、一瞬「『シークレット』的な景品なのかも…?」と思いましたが、冷静に考えればおそらくハズレですね。
今回は何だか当たりそうな気がしていましたが、結局は自身が持つ参加賞当選記録を更新する結果となりました。
いつか大きな当たりを引く事を夢見て、めげずにくじを引き続けたいと思います…
まとめ
いかがでしたか?
[九州]半導体産業展への参加を通して、展示会の雰囲気や業界のトレンドを生で感じることができました。
九州の盛り上がりが展示会の雰囲気にも表れており、今後もこの盛り上がりが続くのではないかと期待が膨らみます!
ちなみに当社は、12/17(水)~12/19(金)に東京ビックサイトで開催される「SEMICON Japan 2025」に出展いたします。
半導体にも強い翻訳サービスをご紹介しておりますので、参加される際は当社ブースにぜひお立ち寄りください。
《ブース番号:西2ホール W2652》

最後に、博多で一番おいしかった博多ラーメンをご紹介して、このブログの〆(シメ)とさせていただきます。

ごちそうさまでした!!

よしこう
主に既存顧客の営業を担当しており、半導体分野の注力営業チームにも所属しています。
猫の日(2月22日)生まれですが猫アレルギーです。
