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「多言語Webサイト」で訪日外国人の注目を集める方法

目次

  1. 日本には多くの外国人観光客が訪れている
  2. 「多言語Webサイト」が、訪日外国人の集客に役立つ
  3. 実際にWebサイトを多言語化する際に大切なこと
  4. Webサイトの翻訳には機械翻訳と人による翻訳、どちらがおすすめ?
  5. Webサイトの多言語化で、訪日外国人に「伝わる」プロモーションを実現しよう

日本は、美しい自然や独特の文化、さらにユネスコ無形文化遺産になっている和食など、観光資源が豊かな国です。また、国が外国人観光客の積極的な誘致に関わる政策を打ち出していることもあり、日本を訪れる外国人の数は年々増え続けています。こうした状況に伴い、外国人向けプロモーションの一環として、Webサイトを充実させたいというニーズが増えています。そこで今回は、訪日外国人に製品やサービスの魅力を伝えるWebサイトについてご紹介します。

日本には多くの外国人観光客が訪れている

政府が2003年にビジットジャパンキャンペーンの施策を打ち出し、本格的な観光立国を目指して以降、日本にはより多くの外国人観光客が訪れるようになりました。2013年に東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定すると、その注目度はさらに上昇。2015年になると、訪日外国人客の人数は1,900万人を越えることとなります。さらにラグビーワールドカップが日本で開催された2019年には、約3,200万人の外国人観光客が日本を訪れました。しかし同年秋ごろより流行が始まった新型コロナウイルスにより、さまざまな水際対策がなされ、以下の図からもわかるように、外国人観光客の数は一時激減。2021年には、約24万5,900人という数まで落ち込みました。しかしそれ以後、2022年春より段階的な規制の緩和が始まり、同年10月以降は個人の外国人観光客の入国も解禁。2023年5月には一切の規制が緩和され、外国人観光客の数は再び大幅な増加傾向を辿っています。

2023年から過去30年 外国人観光客推移

外国人観光客が日本に訪れる理由は?

では、訪日外国人はどのような目的を持って日本へやってきているのでしょうか。その目的の第1位は、2013年にユネスコ無形文化遺産にも登録された和食です。日本の独特の食材を使った料理や、だしを使って「旨味」を引き出す味付けなどが注目を集めています。第2位は、クオリティの高い「Made In Japan」製品の需要が高く、ショッピングとなっています。第3位には、日本の豊かな自然を楽しむことや、景勝地の観光をすることがランクイン。この他にも、例えば桜の開花時期に合わせて訪日する、上質なパウダースノーを求めてウィンタースポーツ目的に訪日するなど、季節や地域によっても訪日目的が異なる場合もあります。

外国人観光客が日本に訪れる理由

その国の祝日や旅行シーズンに合わせて訪日する外国人も多い

中華圏では旧正月を祝う春節があり、その休暇の時期には、訪日する観光客の数も通常より多くなる傾向にあります。また、アメリカは学生が長い休みとなる夏や、11月第4木曜日のサンクスギビング周辺、ヨーロッパ諸国など、バケーションを取る文化がある国では夏~秋にかけて、というように、その国の祝日やまとまった休みが取れるタイミングに合わせて訪日する傾向も見られます。このような理由もあり、例えば中国人とフランス人では、訪日の時期や旅の目的、滞在期間などが異なることがよくあります。

「多言語Webサイト」が、訪日外国人の集客に役立つ

日本では、2030年に6,000万人の訪日外国人旅行者を目指し、環境づくりを進めています。そのため、訪日外国人に対する効果的なプロモーションをおこなうことで、今後さらに増えていくと予想される外国人観光客から注目を集めることにつながります。その結果、自社の製品・商品やサービスをより多くの人に知ってもらう、使ってもらうチャンスが生まれていくといえるでしょう。昨今はテクノロジーが発達し、さまざまな形でのプロモーションが可能ですが、特にWebサイトは旅前・旅中、どちらもチェックする大切な情報収集ツールです。日本にはあらゆる国から観光客がやってきているため、訪日外国人に対するプロモーションには、視覚的に訴えながら的確に情報が発信できるWebサイトの多言語展開がおすすめです。

実際にWebサイトを多言語化する際に大切なこと

では、実際にWebサイトを多言語で展開する際、どのようなことを意識しておけばよいのでしょうか。ここでは、より効果を高めるために押さえておくべきポイントをいくつかご紹介します。

感覚の違いを考慮する

Webサイトの多言語展開をする際は、日本と海外の感覚の違いにも考慮することで、わかりやすいビジュアルに仕上げることができます。例えば、日本と海外では色彩感覚に違いがあります。日本における「青」という色は、「知的でクール」や「誠実さ」というイメージに受け取られることが多いものですが、欧米では憂鬱な月曜日を「ブルーマンデー」と表現するように、「物憂げさ」をイメージさせることもあります。色彩感覚は同じ国・地域でも、文化的な背景によって受け取り方が異なるケースもありますが、こうした内容にも考慮しておくことで、より伝えたいイメージを正確に渡せることにつながるでしょう。また、日本のWebサイトには比較的文字量を多くし、情報量を詰め込む傾向にありますが、そういった文化に馴染みがない国もあります。そのため、文字の詰め込み過ぎに留意し、必要に応じて一目でわかるアイコンなどを用いると、Webサイトを訪れる外国人の読みやすさも向上します。

ターゲットの想定と、製品・商品やサービスの強み・アピールポイントを洗い出す

訪日外国人の割合として特に多いのはアジア諸国の人々ですが、それ以外にも、あらゆる国々から観光客がやってきます。そのため、多言語Webサイトを展開する際にも、国内向けWebサイトと同様に、ターゲットを想定するとよいでしょう。例えばある飲食店には、欧米人が多くやってくるとします。その場合、欧米にあまり馴染みのない食材を使用している場合は解説を入れるなどすると、その飲食店のことがより伝わりやすくなります。また、ショッピングモールやイベントホールなどといった施設では、ムスリムの方向けに礼拝所を配置していたり、ハラル食品を取り扱っているレストランがあったりします。そういった内容もわかりやすく記載することで、来店や購入のきっかけにつながる情報となるでしょう。

Webサイトの翻訳には機械翻訳と人による翻訳、どちらがおすすめ?

Webサイトの多言語化を進めていくためには、各国の言語への翻訳が必要となります。実際の翻訳を検討する際、機械翻訳と人による翻訳、どちらの方法を取るかで迷われる方も多いかもしれません。機械翻訳の精度はここ数年でさらに向上しています。さらに、その手軽さやスピードの速さも魅力です。しかし100%正確な翻訳を出力することはできず、文化的・歴史的な背景を考慮して訳出することも苦手とされています。訪日外国人向けのWebサイトの多言語化には、「知ってもらう」「利用してもらう」ための、プロモーションの要素が必要とされるケースが多いでしょう。その場合、正しい表現はもちろん、細かなニュアンスの表現や、閲覧者に魅力をアピールできるような訳文にすることも求められます。そういったコンテンツの制作においては、専門知識を有するプロの翻訳者による翻訳がおすすめです。

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目次
・インバウンドの現状と傾向
・訪日外国人に向けた的確なコミュニケーション
・Webサイトコミュニケーション
・言語の壁を乗り越えよう

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長年翻訳に携わっているサン・フレアでは、多くのWebサイトの多言語化を手掛けてきました。世界90以上の言語に対応可能であり、専門知識を持った翻訳者が、訴求力の高い訳文で製品・商品・サービスの魅力を伝えます。業種・業態問わず、専門性の高い分野もお任せください。また、翻訳だけでなく、Webサイトの制作もおこなっております。さらにアクセス分析・改善のご提案、映像制作多言語WebサイトのCMS運用といったサービスもご提供しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Webサイトの多言語化で、訪日外国人に「伝わる」プロモーションを実現しよう

訪日外国人の数は年々増加の道を辿っており、それに付随して、日本での経済消費も増加していく傾向にあります。Webサイトを多言語化し、訪日外国人に対する認知度アップや販売促進を狙っていくことで、多くの人々に製品・商品やサービスを届けることにつながっていくでしょう。下記のホワイトペーパーでは、インバウンドの動向や訪日外国人に対するコミュニケーション方法について、より詳しい内容が掲載されています。Webサイト多言語化における重要なポイントや、効果的なプロモーション方法などをお読みいただけますので、ぜひダウンロードしてご確認ください。

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