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「翻訳会社って、今も必要なの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
ペーパーレス化やDXが進む現代では、機械翻訳の精度も飛躍的に向上し、誰もが簡単に翻訳できる時代になりました。それでもなお、翻訳会社が求められる理由があります。
この記事はシリーズ形式で、入社3年目の若手社員である私たちが社内の様々な専門家 ― エキスパート ― にインタビューを実施し、その内容をみなさまにお届けします。
翻訳会社だからこそ提供できる価値とは?
そして、会社の魅力とは?
翻訳業界の未来を切り拓く挑戦について、じっくり掘り下げていきます。
このメンバーでお送りします。




アイスブレイク
・・・・・。
・・・・・・・・・・。
今日は曹君緊張が伝わってくるね(笑)。
今回は彼以外、皆洋上風力チーム関係者なので、アウェー感を感じているようです(笑)
逆に言うと、何も知らない曹君だからこそできる質問を期待しています!
ますますプレッシャーですね…本日は来月開催されるWIND EXPOに参加する洋上風力プロジェクトチームのお二人にお越しいただきました!小川さんもチームの一員なんですよね?
そうです!業界特有のお話や、うちのチームについてお話を伺えればと思います。よろしくお願いします!
よろしくお願いします!


洋上風力チームとは?どんな活動?
それではまず、洋上風力チームができたきっかけから教えてください。
洋上風力チームが結成された背景は主に2つあります。
- 2017年頃から、建築・法務・工業など様々な分野で多発的に洋上風力に関するご相談が急増したこと
- 当社がもともとインフラ領域の翻訳に強みを持っていたこと
こうした状況の中で、「長年の翻訳業務で蓄積した専門性を組み合わせることで、新たなインフラビジネスにおける言語の課題を解決できるのでは」ということでチームが発足しました。
なるほど。その中でMさんはチームリーダー、長谷川さんはどのような役割ですか?
長谷川さんには、業界情報の収集・整理に協力してもらっているほか、お客様から寄せられる複雑な相談への対応も担当いただいています。洋上風力は専門用語が多く、短納期案件も多いため、事前準備が非常に重要です。お客様との打ち合わせでは、どのように提案をするか・面談を進めるかを事前にアドバイスしてもらったりしています。
洋上風力チームでは何か特別な活動をされているんですか?
基本的には皆さんが普段行っている営業活動と大きくは変わりません。ただし、
- 洋上風力に関するブログ記事の執筆
- DM/パンフレットの作成
- 地方イベント・展示会への参加
- 現地視察による情報収集
…など、外に出る機会が多いのが大きな特徴だと思います。
確かに洋上風力に関するブログはたくさん公開されていますよね。よく見ます。
ありがとう!出張先で様々な話を聞き、それを基に執筆しているので、お客様にも好評なんです。
生の声を得られるのは強みですね。小川さんも秋田出張のブログを書いていましたよね。
はい、長谷川さんとGOWS(Global Offshore Wind Summit)に参加したので、その記録をブログにまとめました。来年は長崎で開催されるので、それにもぜひ参加したいなと思っています!
地場企業の方が何を感じているのかは、現地に行かないと分からないんです。また、“風車を建てやすい海域”でイベントが開催されることが多いので、リアルに携わっている方々との接点を多く持つために、積極的にこういったイベントには参加するようにしています。
地場企業とのつながり
現地イベントでは、地場企業との関わりも多いと聞きました。地場企業といってもどんな企業が多いのでしょうか?
いろいろありますが、建築や施工、他にも防蝕など、周辺領域の企業が中心ですね。
それってつまり、今翻訳の相談をいただいているのは建設会社が多いということですか?
実はそうでもなく、地場企業というよりは、入札に参加する発電事業者やそのコンソーシアムに入っている企業から声をかけていただくことが多いです。
タービンや風車メーカーはヨーロッパなど外資企業のシェアが大きいため、現時点で地場企業から直接相談いただくケースはまだ少ないですね。
地方イベントでも、名刺交換をすると東京の企業の方が多い印象です。
地方の仕事なのに、結局東京の会社が中心になるのはちょっと意外ですね。
もちろん、地元企業だからこそ強みを発揮できる仕事も多くあるので、東京だけで完結させるのではなく、地元企業とも連携して進めたいと考えていると思いますし、実際にそうした関係構築も継続していると思います。それに現在は翻訳業務の中心は東京ですが、今後は地域産業でも言語ニーズが発生する可能性もあります。だからこそ、長期的な視点で地元企業との関係構築を進めています。
いろいろな企業と“長期的に接点を持ち続ける”ことを意識しているんですね。
洋上風力チームの強み
チームの強みはどこにあると思いますか?
一番は“業界のことを深く理解しようとする意識”だと思います。当社は翻訳会社なので直接的に洋上風力の業務に携わる立場ではないですが、先に挙げた「意識」を持って間接的かつ横断的に接しています。それにより言語の課題を解決するための適切な提案ができ、それが翻訳品質への安心感にもつながっていくと思います。
私は、お客様と密にコミュニケーションを取れる点だと思います。複雑な案件でも「一緒にスケジュールを組み、提案する」というスタイルを評価いただきました。さらに、会社としては映像・デザイン・字幕翻訳など、言語まわりをワンストップで提供できる幅広さも強みです。
業界とのつながり・関わり方が一番の強みなんですね。
そうですね、最近では学生向けセミナーでの講演など、業界側から声がかかるケースも増えてきました。
まさに3月のWIND EXPOでも多言語パーソンの吉野君が登壇します。“翻訳会社=文章を訳すだけ”ではなく、「言語の課題を一緒に解決するパートナー」として認識されてきているという実感があります。
ここまで関係構築できているなんてすごいですね。関係構築にあたり、なにか大切にしていることはありますか?
それはやっぱりとにかく会いに行くことです(笑)。案件がなくても気軽に“最近どうですか?”と話せるような関係をつくることを大切にしています。
そうすると、まだ案件になる前の段階から相談が来るんです。関係性が薄いと、「こんなこと聞いたら迷惑かもな...」と遠慮されてしまい課題解決できないこともありますが、関係性が深くなってくると、「実はこれ動きそうなんだけど、こんなことできる?」と、早い段階で情報が回ってくるのは大きいですね。
ちなみに最近は機械翻訳の精度も上がっていますよね。機械翻訳を使う企業も増えてきているんですか?
もちろん機械翻訳を使用する企業は増えています。このトレンドをただ否定するのではなく、“翻訳することでどのような成果を得たいのか”と、それに対する“どこまで精度を求めるか”をヒアリングした上で、機械翻訳と人手翻訳を使い分けた提案を行っています。機械翻訳によるデメリットもきちんと説明したうえで、人手による翻訳作業でどこまでその翻訳精度を保証するかをお客様と合意して進める。ここを丁寧に行うことが品質管理の肝ですね。
これから挑戦したいことは?
お二人は今後、洋上風力チームとして挑戦したいことはありますか?
逆に何か小川さんはありますか?(笑)若手の意見を聞きたいです!
そうですね...イベントにはもっと参加したいです。業界の知見を広めると翻訳以外のお話もできるので、先ほどお話にあった「最近こんなことがありましたが、どうですか?」とトークできるのは営業として強みですね。
確かに、お客様と接点を持つ場を増やす施策は、もっと考えていきたいですね。
洋上風力チームで、オリジナルの紅茶ノベルティを作ったり、風車デザイン入りのマカロンを用意しているようですね。
ノベルティを定期的に変えて、お客様に喜んでいただけるのもテクニックです(笑)。
このように、いろんな切り口からお客様の課題にアプローチし、密にコミュニケーションを取りながら共につくり上げる姿勢を今後も強めていきたいですね。
勉強になります。3月のWIND EXPOでのブース接客もこれで安心して説明できそうです!
期待しています!

ありがとうございました!

今回のインタビューを通じて、洋上風力チームの取組みは高い専門性と丁寧な関係づくりによって成り立っていることを強く感じました。現地での視察やイベント参加を積み重ねながら業界理解を深め、翻訳の枠を超えた提案を行う姿勢が特に印象的でした。また、機械翻訳が進化する中でも、用途に応じた適切な使い分けと、徹底した品質管理の重要性を改めて認識しました。3月開催のWind Expoに向けても多くの学びが得られた時間でした。
