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富士登山挑戦!~2024年、2年ぶりのリベンジ~

目次

  1. 富士登山挑戦の経緯
  2. 富士登山に関する基礎知識
  3. 富士登山の準備
  4. いざ、富士山へ!
  5. やはり外国人登山客が多い
  6. 余談です
  7. おわりに

みなさんは、富士山に登ったことはありますか?
私は先日、8月2日、3日に富士登山に挑戦してきました。

2年前にも一度挑戦して途中で断念してしまったのですが、今回はどうだったのでしょうか。
もし、今後富士登山に挑戦したいと思われている方がいれば、参考にしていただけると幸いです。
実は、サン・フレア社内にも登山が好きな社員がたくさんいて、サークル活動のように定期的に山登りをしています。中には本格的な方もいるようで、私にはとても太刀打ちできませんが、身の丈に合った楽しい登山がいいですよね。

富士登山の写真

富士登山挑戦の経緯

悔しい思いをした2年前

2022年8月5日(金)に、二人の娘と日帰り日程で富士登山に挑戦しました。
日帰りでの登山は無謀だったようで、私は高山病のため残念ながら本七合目でリタイアすることになってしまいました。
娘たちはというと、そのまま頂上を目指し無事登頂できたのでした。
私は本七合目で体を休め、山頂から降りてきた娘たちと一緒に下山しました。
体力的にはまだ余裕があったのですが、息苦しさはどうにもならず残念な結果に終わってしまいました。

富士登山に関する基礎知識

ちょっとここで、富士登山に関する基礎知識に触れておきますね。

富士山に登れる期間(開山している期間)は、毎年夏の約2か月間のみになります。

今年(2024年)は、吉田ルートが7月1日~9月10日、その他のルートが7月10日~9月10日です。

登山ルートは、全部で4ルートあります。

富士山の登山ルート図
「富士登山オフィシャルサイト」より

山梨側1ルート(吉田ルート)
静岡側3ルート(須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート)
※吉田ルートが一番人気で、全体の60%以上の登山者が利用しています。

この期間はマイカー規制があるので、どのルートでも自家用車で5合目まで行くことはできません。

指定の駐車場に自家用車を駐車して、シャトルバスで5合目まで移動する必要がありますのでご注意を。

今年(2024年)から「山小屋宿泊者以外は夜間の登山禁止」になりました。

吉田口では、ゲートを設けて通行規制をしていて、登山者数も1日当たり最大4,000人までとしています。それにしても4,000人は多い気がしますが…
※実際には、夕方から早朝にかけて宿泊せずに登り、山頂でご来光を見る、いわゆる「弾丸登山者」は何組もいましたね。

理想的な登山行程は、1泊2日が良いでしょう。

1日目に山小屋で1泊し、夜中に山小屋を出て山頂でご来光を見る、または、山小屋でご来光を見てから山頂を目指すのが安心、安全です。

天候にもよりますが、山頂付近は気温が低いため、十分な防寒が必須です。

軽くて暖かい防寒着を持参するようにしてくださいね。

富士登山の準備

トレーニングは必須

前回もそうでしたが、今回の富士登山に向けて、昨年末から11座ほど登ってトレーニングしてきました。
標高、距離、傾斜度などを徐々に上げていって、本番にピークが来るように調整しました。

前回の失敗から学んだことと今回の対策

前回と同じように登っていたのではまた失敗する可能性があるので、以下のような対策を講じました。

・年齢的なこともありますが、前回は日帰りだったこともあり、高山病にかかってしまい、本7合目までしか登れませんでした。

→山小屋に泊まることで時間に余裕ができるので、登山口である5合目で1時間ほどかけて体を気圧に慣らしてから出発することにしました。

・食料、飲料ともに往復分を持って行ったため、荷物の重量が増えたことで体に負担がかかってしまっていました。

→簡易な食料、携行食、最低限の飲料は持参しますが、それ以外は山小屋等で購入することで荷物を軽くすることにしました。
まあ、山小屋で購入すると高いですが…(飲み物は、ペットボトルが500円~600円)

・1つ目と重複しますが、日帰りだと時間に余裕がなくなり、歩くペースが無意識に早くなっていたことも高山病の原因になりました。

→今回は時間に余裕があるので、ゆっくり自分のペースで歩くことで体調をキープしようと考えました。

いざ、富士山へ!

今年こそは、と意気込み挑戦

今年(2024年)の8月2日~3日に、前回のリベンジを果たすべく、今回は山小屋に泊まる1泊2日の行程で再挑戦しました。
同行者ですが、長女は子供が生まれたため参加できないので、今回は次女が付き合ってくれました。感謝、感謝です。

今回利用したルート

須走ルートの模型図の写真
「須走ルート」模型

ルートは前回と同じ「須走ルート」を登りました。
このルートを選んだ理由としては、

  • 山梨側の「吉田ルート」には全体の約62%の登山者が集中して混雑する。
  • 静岡側の3ルートは、「須走ルート(約8.5%)」「御殿場ルート(約7%)」「富士宮ルート(約22.5%)」と登山者が少ない。
  • 「須走ルート」は他の3ルートと違い、5合目登山口から6合目付近まで森林の中を歩くので、景色の変化が楽しめる。
  • 下山時に「砂走」を通って一気に下山できる。

ルートに関しては好みもあるかと思いますので、それぞれのルートの特徴を調べて、自分に合ったルートを選んでくださいね。

登山行程

いよいよリベンジをかけて富士登山に挑みます。行程は以下の通りです。

【初日8月2日(金)】

7:00 自宅を車で出発
8:30 「道の駅すばしり」近くの無料駐車場着
9:00 シャトルバス出発
9:30 須走五合目登山口着

約1時間気圧に体を慣らします。(高度順応)

五合目からみた山頂の写真
五合目から山頂を望む
五合目登山口の写真
五合目登山口

10:30 登山開始

焦らずゆっくりマイペースで歩きます。
6合目くらいまでは、森林の中を通るので快適です。

登山中の写真
途中まではこんな感じの森林を進む
登山中の写真
六合目を過ぎると木が無くなる
登山道からみた雲海の写真
雲間から下界が見える

16:00 本七合目山小屋「見晴館」到着

山小屋内の写真
山小屋の寝床
雲海に映る富士山の影の写真
富士山の影
山小屋から見た夕焼けと街明かりの写真
夕焼けと街明かり

※当初は、「早めの夕食→早めの睡眠→01時頃出発→山頂でご来光」の予定でしたが、山小屋で寝ると息苦しくなり睡眠があまり取れず、私は山頂でのご来光は諦めました。

娘は予定通り一人で先に出発し、私は山小屋でご来光を見てから、05:30頃に山頂を目指して出発しました。

夜中に出発する登山者の列の写真
山頂を目指す登山者の列(撮影者:次女)
山小屋からみたご来光の写真
ご来光
赤富士の写真
赤富士

【二日目8月3日(土)】

05:30 山小屋出発

かなりのスローペースで、立ち止まる回数多めです。

09:00 山頂着

記念写真を撮り、久須志神社を参拝し、体力を回復させます。

山頂での記念写真

09:45 下山開始

下りは、ひたすら砂走を「ザッザ」「ザッザ」と下ります。

砂走を下山中の写真

13:15 須走五合目登山口着

昼食

14:10 シャトルバス出発
14:30 駐車場着

温泉に入って帰宅の途につきました。

18:45 帰宅

何とか無事に登頂、そして下山できました。
いやぁ、山小屋で息苦しくなったときはどうなる事やらと不安になりましたが(正直、またダメかと思いました…)、万全ではないにしても何とか回復できて良かったです。

やはり外国人登山客が多い

今回、外国人登山客が全体の半数以上はいたと思います。アジア圏の人より欧米の人の方が多かった印象です。そしてみなさん、軽装備でした(半そで、短パンも多かった)。
この日は気温が高かったので大丈夫でしたが、天候が悪くて気温が低いとかなり寒いので、みなさんはしっかり防寒の準備をしてくださいね。

外国人登山者の写真

登山ガイドは「英語」「韓国語」「中国語」「ポルトガル語」があり、スマホ用のアプリもあるみたいです。
ただ、登山中の標識や看板はほとんど英語だけでしたけどね。

余談です

須走五合目登山口の店先で見つけた看板についてです。

山小屋にある英語の看板の写真

写真のような手書きの看板があり、あれ?何かおかしい…
あ、スペルが違うんだ。
「reserve」が「reseve」になってる。
でも良く見てみると、「e」と「v」の間に小さく「r」って書いてある!

これくらいのミスなら問題ないかもしれませんが、重要事項が間違って記載されていたら困りますよね。
そこはやはりサン・フレアの出番でしょう!
何と言っても90言語以上の翻訳に対応していますし、実績は十分ありますからね。

おわりに

みなさん、個人的な体験談にもかかわらず、最後まで読んでいただきありがとうございました。
世界遺産であり、たくさんの人が登る大人気の富士山。
登山者のマナーが取り沙汰されることが多いですが、私が感じたのは外国人も日本人もみんなマナー良く登っているな、ということでした。
もしかしたら吉田ルートを利用する登山客が圧倒的に多いので、そちらのルートでは問題があるのかもしれません。
そんな富士山ですが、苦労して登ったかいあって山頂からの景色は(途中の景色もですが)最高でした。
若ければ「また登りたい!」と思うのかもしれませんが、さすがに難しいかな…
これからは普通の登山(低山)を楽しみたいと思います。

この記事を書いた人

著者近影

Kazz

サン・フレアには1998年入社
現在は、マーケティング・デザイン室在籍
「星空案内人」の資格を持っており、サン・フレア社員向けに「毎月の星空案内」「ISS(国際宇宙ステーション)観望情報」を配信したり、「非常階段踊り場観望会」「出張観望会」など開催したりしています。
次回以降は星に関するブログを非定期的に発信できればと思っています。

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