はじめまして!
SunFlare Styleをご覧のみなさま、こんにちは🌞
新卒初ブログです(*^-^*) ドキドキしながらこの文章を書いております。
南は九州から北は東北まで、今年の新卒は全国各地からサン・フレアに集まりました。
東京の満員電車、人混みに毎日精神と体力を削られていますが、個性豊かなメンバーで負けじと頑張っています(;^_^A
そんな私たちの共通点は、国際系の学部で様々な言語や文化を学んできたこと!
海外の文化や言語に触れる機会が多かったことからサン・フレアの事業に興味を持ち、私たち新卒は出会いました(^^♪
さて、何をテーマに書こうか、とっても悩みましたが、今回は初めてのブログということで社員研修の一環として最初に取り組んだ「食品アレルゲン表示の多言語化」について取り上げます!
みなさんは普段、食品の裏側の表示に注目したことはありますか?
成分表示のほかにアレルゲン表示も記載されていますが、チェックしたことはありますか。普段は日本語の表示を多く目にしているかと思いますが、日本在住または観光に来た外国の方はどうしているんだろう…。そう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか!!今回はそんな身近だけどなんだか遠い、食品アレルゲン表示についてご紹介します!
食品アレルゲン表示との出会い
サン・フレアでは、入社式に新卒による研究発表がおこなわれます。
(これが私たちのはじめてのお仕事b)
私たちが選んだタイトルは第1章で記載の通り、「食品アレルゲン表示の多言語化」です。
まずはそのテーマを選んだ理由について。
私たちは大学時代(コロナど真ん中でした(´;ω;`)がギリギリで耐え)、ニュージーランドやトルコ、韓国をはじめ、様々な国で世界各国の文化に触れてきました。
その中でも食!←だいすき
食は強力な文化の一つであり、正真正銘の生を感じます。
ここで、留学中の「食」に関する思い出について。
友達みんなでご飯に行った時に、食事に手を付けていない男の子がいました。
話を聞いてみると、信仰する宗教の関係で食べられないものがあるらしく、何が入っているかも分からない目の前の食べ物を食べられるのか食べられないのか、判別がつかない様子。
別の日には、アレルギーがあるけどアレルゲン表示がないor読めないみたいな場面にも遭遇。
私はアレルギーがないので何でも食べますが、国や文化が違っても、一緒に食事をしている人には不安なく楽しみながら食べてほしいなーと思います。ハッピー世界平和(*^^) v
語学留学も不動の人気ですが、一方最近ではインバウンド効果による観光客の増加が見られ、飲食関係の事業者も対応に追われているようです。
お客としての立場で経験したことですが、仮に自分が店員さんとしてこの状況に遭遇してしまったら、言葉の壁を越えて説明することができるのでしょうか…。(むり)
私たちは食べる側も提供する側も、国境を越えてグローバルに食事を楽しむための方法を探してみました
(^_^メ)
食品表示に関する現状と課題
実際みなさんも国内外問わず、食事の際にこのような問題に直面した方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
食べる人ももちろん困りますし、働く側も説明するのはしんどいですよね(ㅎㅎ)
それを外国語で読め、説明しろと言われたらほんっとに大変…😪
ではさっそく、食品表示における現状と課題にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう!
①表示と言語
日本の飲食店や商品パッケージについて、そもそも日本語でのアレルゲン表示やハラール※1表示がない場合も多いのが現状ですが、表示があったとしても外国語での表記は英語のみの記載にとどまっているところがほとんどです。
※1
○ハラール(Halal)食品とは、イスラムの法に基づき食べることを許された食品。野菜、果物、キノコ、海生生物(※イラン等の一部のシーア派国では鱗の無い魚はハラーム)、牛乳、卵。○ハラーム(Haram)食品とは、食べることを禁止された食品。豚/犬等の牙を持つ動物、血液、イスラムの法に基づくと畜方法によらず死んだ動物の肉(機械・電気を使ったと畜はイスラム法の解釈によって分かれる)、酒などのアルコールが含まれているもの。
引用:農林水産省 「ハラールに係る取り組み状況」
また、実際にチェーン店などではタブレットで外国語表記のメニューも見ることはできますが、外国人の友達に読んでもらうと結構意味が分からない文章がたくさんありました…👀
写真が付いているメニュー名等ならまだしもアレルゲン表示やハラールなど、健康や宗教に関係するものが曖昧だと本当に困る場面は多いと思います…。
街を歩いているだけでも感じると思うのですが、訪日外国人観光客の数は新型コロナウイルスの反動や円安・インバウンドの影響で年々増加しています!
また、その中でも特に訪日するムスリム圏の方も増加しているんです!!
私たちにとってあまり身近ではないかもしれませんが、多くの人が日本で食事や商品を購入する際にハラールを気にしながらお店や商品を探しているということです…。
このように様々な国の方が日本を訪れており、英語や中国語・韓国語だけでは不十分な状況になってきているように感じます。
私たちも友人が困っているのを見たくらいですから意外と身近に食事で困っている方はいると思います。
もちろん日本に住んでいる外国の方も多くいますし、日常的にアレルゲンやハラールについて外国語で気を使いながら生活することは大変です。
実際に日本へ観光に来た外国人からは、食品に関する課題としてこのような声もあります。
英語での説明や写真があると良い。
観光情報は多言語化が進んでいるのに、食品の情報は多言語化されていない。
気になる商品があっても英語で書かれていなかったのでよくわからず、購入できなかった。
ベジタリアンなどのために、多言語での説明やピクトグラムを使用した説明があると良い。
宗教的な制限がある人は食材を選ぶのが困難であると感じた。
以前と比べて韓国語のメニューがあるところが増えたが、誤訳が多い。
引用:農林水産省委託事業 平成 30 年度食によるインバウンド対応推進委託事業 (お土産市場行動調査事業)三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社
メニューが多言語化されていないことはもちろん、写真すら掲載されていないなんて…。アレルギーを持っている方や宗教的な問題で食べられないものがある方はもちろん、すべての外国人にとって食事や商品を選びづらい環境であることが分かります。
日本へ観光に来る方は特に日本食を楽しみに訪日している方が多いのでは?とも思いますし、その中で不安を感じながら食事を取らなければならない現状は心苦しくもあります…(._.)
②諸外国とのアレルゲン表示の違い
単純にメニューを多言語化するだけでも、もちろん素晴らしい取組みだと考えます。
しかし!文化を理解した上でおこなう翻訳の力でもっと安心を届けられる方法があると私たちは考えます。
それは、諸外国のアレルゲン表示を理解し、取り入れるという方法です!
みなさんは他の国でアレルゲン表示がどのように定められているかご存知ですか?
実は各国でアレルゲン表示の決まりは異なっており、更新される頻度もバラバラなんです。
私もこの研修で考えるまで、もちろん知らなかったですし、気にしたこともなかったです…。世の中の認識がそれくらいだからこそ、あまり進んでいかないのかも知れませんね…。
では、実際に日本のアレルゲン表示と外国のアレルゲン表示はどのように違うのか見ていきましょう!
日本 | 小麦、えび、かに、そば、卵、乳、落花生、くるみの8品目が義務 (次長通知:牛肉、豚肉、さば、さ けなど20品目を推奨) |
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コーデックス | 穀物(大麦、オーツ麦、小麦、スペルト、ライ麦又はこれらの交雑種)、甲殻類、卵、魚類、落花生、大豆、乳、木の実、亜硫酸塩(10mg/kg以上)の8品目が義務 |
EU | 穀物(大麦、オーツ麦、小麦、ライ麦又はこれらの交雑株(スペルト小麦やコーラサン小麦等))、甲殻類、 卵、魚類、落花生、大豆、乳、木の実(アーモンド、カシューナッツ、クイーンズランドナッツ、くる み、ピスタチオ、ブラジルナッツ、 ヘーゼルナッツ、ペカンナッツ、マカダミアナッツ)、二酸化硫黄及び亜硫酸塩(10mg/kg 又は10mg/L以上)、軟体動物、ごま、マスタード、セロリ、ルピナスが義務 |
アメリカ | 小麦、甲殻類(かに、ロブスター、えび等)、卵、魚類(バス、ヒラメ、タラ等)、落花生、大豆、乳、木の実 (アーモンド、くるみ、ペカン ナッツ等)、ごまが義務 |
中国 | グルテンたんぱくを含有する穀物(小麦、ライムギ、大麦、スペルト小麦、またはこれらの交配種な ど)、甲殻類の動物(エビ、ロブスター、カニなど)、魚、卵、落花生、 大豆、乳および乳製品(乳酸を含む)、ナッツが推奨表示 |
引用:「諸外国との表示制度の比較」(消費者庁) (food_labeling_cms201_231124_02.pdf (caa.go.jp))を加工して作成
日本の項目に関しては見覚えのある方も多いと思いますが、特にEUなどは項目が多いですよね。
しかも各国で更新頻度もバラバラなんですよ…(*_*)
各国で更新頻度や基準が異なり、表示基準もバラバラなのでこれを常にメニューに表記しなければならないというのは大変だと思います。
ただ、命や宗教に関わるものであれば、安心した環境を整えたいなとも感じます。
言語も分からず、自分が必要としている情報がない中で安心して生活したり、楽しく観光するのは厳しいのではないでしょうか😢
最近はSNSの普及などによって日本の地方へ観光に訪れる方も多く、様々な場所でメニューや商品説明の多言語化が必要になってきていますよね…!
商品や飲食店を事前にインターネットなどで調べてから行くという人も多く、事前に多言語で調べることができるのはとても重要な点ですよね!
SNSで様々な情報を得ることもできますが、安心できる確かな情報を遠く離れた場所からも確認することができれば、気軽に計画し、思い出に残る素敵な旅行をすることができるはずです!
サン・フレアがこれまで培ってきた力を駆使して、サポートできればなと思っています💭
サン・フレアができること
サン・フレアの翻訳は、機械翻訳のように単純に文字を羅列するのではなく、専門知識と高い翻訳スキルを兼ね備えたプロが翻訳します。
そのため、各国の文化、言葉のニュアンスにあった翻訳が可能なんです!
アレルギーは生命にかかわる問題ですし、正確な情報を伝える必要があります。
そのため、翻訳の前に各国のアレルゲンに関する徹底的な調査が必要不可欠なのです!!
食品表示に関する現状と課題でお話した通り、日本と諸外国では、アレルゲンの表示義務の品目、改訂頻度などが異なります。そのため、各国のアレルゲンに関する規制を徹底的に調査することが求められます。とても複雑そうに思えますよね…!
このような場合でもお役に立てるのがサン・フレアなんです♪
高い専門性と知識を活かして、世界各国の食品表示に関する規制・法律について調査をおこなうことができます!中国における特定保健用食品市場、登録申請に関する法規制調査においても実績があります(^_-)-☆
さらにさらに!サン・フレアでは翻訳に限らず、Webサイトの作成・デザインまでできちゃうんです!デジタルマーケティングの専門家が在籍しておりますので、単に翻訳して終わりではなく、アレルゲン表示に関するサイトページを新たに作成したり、もともとあるWebサイト・HPを多言語展開することも可能です😎
Webサイトをグローバル展開するためには、「視覚的な好み」も考えないと、伝わりづらい、効果のないサイトになってしまいます。デザインひとつ取っても、各地域によって好まれるものは様々なんです…!!!
そのため、展開をお考えの国の文化や慣習を理解した上でWeb制作をおこなう必要があるんです!
サン・フレアでは、各地域に応じたデザインや仕様を鑑みた「ローカライズ」をおこなった上でWebサイトを作成することが可能です(^^♪
90以上の言語と各国・各地域の文化に精通したスペシャリストたちが多く在籍するサン・フレアだからこそ!!翻訳はもちろん、ローカライズをされた、わかりやすく伝わるWebサイト作成ができるんですよ!
多言語サイト制作・海外向けホームページ制作|翻訳会社サン・フレア「WEBL10N/ウェブライオン」
サン・フレアは食品表示の多言語化について、言語のみならず様々な方面でお役に立てるノウハウと実績を兼ね備えています♪
食品表示について、外国人の方向けに対応したいけれど、何から始めたらいいかわからない…。
外国人のお客様に安心して日本での食事を楽しんでもらいたい…!
そんな想いを抱えていらっしゃるみなさま、ぜひ一度サン・フレアにご相談ください
(*^-^*)
豊富な専門知識と テクノロジーの融合でお届けする 翻訳サービス|翻訳会社 株式会社サン・フレア
最後に
みなさま、いかがでしたでしょうか!
普段あまり食品表示について考える機会は多くないかもしれませんが、現状としてグローバル化が進んでいるため、食品表示の多言語化は、これから対処していかなければならないトピックではないでしょうか!
この課題に取り組みながら、サン・フレアはこんなことも、あんなこともできるんだ!!と知ることができ、私たちも勉強になりました。
まだまだ未熟な私たち新卒ですが、これからもたくさんのことを学び、吸収していきたいと思います(^^)/
最後まで読んでくださったみなさま、ありがとうございます(*^-^*)
読んでくださった方にはきっと良いことが起きますよ(^_-)-☆
また、次回のブログでお会いできるのを楽しみにしています!
それでは^^
この記事を書いた人々
今回は2024年新入社員の3名でお届け。
サン・フレアの一員として、翻訳・ドキュメンテーション事業を通してみなさまのお力になれるよう、よく学び・よく食べ・よく飲んで(?)頑張ります!!