こんにちは。新卒入社2年目のジュンジュンです。
両親は中国人ですが、私自身は日本生まれ日本育ちゆえ、3歳児レベルの中国語しか話せません。
翻訳会社に勤めているのに、外国語ができなくていいの?と思った方もいらっしゃるでしょう。
正直なところ、営業職なので中国語を使う機会はほとんどありませんが、中国語の電話がかかってきた時は、知り得る限りの中国語と日本語で頑張って対応しています。
(聞き苦しい中国語で恐縮ですが、もっと勉強します....!)
それはさておき、今回は溜まっていた有給休暇を消化するべく、2月に両親の帰省に同伴して3泊4日の旅行に行ってきた際の体験などを共有できればと思います。
春節真っ只中の中国に行くという経験もなかなかないと思いますので、このブログをきっかけにみなさまが知らない中国の一面をお届けできたら幸いです。
そもそも春節とは、旧歴の正月を指し、中国では1年で最も盛り上がりを見せる時期です。
(クリスマスと正月とGWとお盆が一度に来るイメージ)
中国における春節(旧正月)と、日本の年末・お正月では多くの共通点がありますが違いもあります。
日本の年末・お正月との共通点
親族に会いに行く
春節は2月上旬の大型連休となるため、普段は離れて暮らしている親族が一堂に集まるケースが非常に多いです。※我が家の場合、祖父母の家に約30名が集結しました。
できる限り多くのお土産を日本で買っていきますが、中でも人気なのは、化粧品や日焼け止め、虫刺され薬やベビー用品などでした。
また、中国ではあまり売っていないお菓子(ホワイトチョコレートや抹茶・わさび味のスナック菓子など)は毎回大人気ですぐに無くなってしまいます。
お年玉を配る
「紅包」(赤いポチ袋にお金を入れたもの)というお年玉を子供に配ります。
(※今年は総勢14名にお年玉を配りました。)
ピン札を入れなければならない、偶数の金額となるように入れるなど、まるでご祝儀のようなルールがあるのも「紅包」の特徴です。
日本の年末・お正月と異なる点
お祝いの仕方
花火や爆竹を鳴らしたり、街や観光地全体で春節独特の華美な飾りつけをして、派手にお祝いをします。
上海 豫園
中心部の庭園や、周辺の露店や建物が豪華に飾りつけされていました。
特に夜はライトアップされたランタンや山車が美しく、一目見ようと多くの人が訪れていました。
無錫
無錫でも竜のランタンや、春節の飾りつけがところどころに見られました。
上海に限らず、無錫・四川・深センなどは、訪れるたびに目覚ましい発展を遂げており、前回行ったときの面影が残っていないこともしばしばあります。
ちなみに上海から無錫への移動方法は鈍行列車(火車)と高速鉄道(高鉄)の2種類があります。鈍行列車は火車と呼ばれ、高速鉄道は高鉄と呼ばれます。
高鉄を使うと火車の1/2の時間で着きますが、春節終盤など、時期によってはかなり混雑します。
春節には華やいでいた街並みも、春節が終わってしまえば魔法が解けたかのように元通りになってしまいます。春節を祝うビニール製の巨大なマスコットも、春節期間が終わると撤去されてしまいました。
春節後の落ち着きを取り戻した中国の写真もいくつか掲載させていただきます。
ここまで春節や普段の中国の街並みを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
日本とは異なる点を多く紹介しましたが、実は日本と共通するものも多々あります。
日本語の音と中国語の音が似ているもの
コカ・コーラ → kě kǒu kě lè(可口可乐)
オレオ → ào lì ào(奥利奥)
漢字の意味によって、言葉を表すもの
ファミリーマート → 全家
ホットドッグ → 熱狗
文化や生活習慣など、異なる点が多くあっても、このような共通点があれば親近感もおのずと湧いてくるのではないでしょうか。
また、アニメグッズなどは特に日本の音声を当て字で表したものが多いため、日本語でも通じるものが多くありました。
ポケモン → Bǎokěmèng(宝可梦)
ウルトラマン → Ào Tè Mǎn(奥得曼)
など
もし言葉が通じなくても、このように幼いころから慣れ親しんだ文化でコミュニケーションが取れることは非常に嬉しいことですね。
最後に
今回の旅行で、自分の知らない中国について知ることができました。
当然まだまだ自分が知らないことも多くあります。
もし言葉が通じたら、世界がまた違って見えてくるかもしれません。
有給休暇を取りやすいこの会社に感謝しながら、引き続きワークライフバランスを取りつつ、旅から学びを得ていきたいと感じました。
みなさまにも、“楽しいこと”が“つきつき”と起こりますように。
この記事を書いた人
ジュンジュン
新規顧客営業を担当。翻訳を通じてお客様に喜んでいただけた瞬間にやりがいを感じます。
今回の中国の旅行で6kg太ったため、休日に筋トレを始めました。目指せ和製ジャッキー・チェン。