いよいよ開催が迫ってきた東京ゲームショウ2023(以下TGS2023)。本年も2022年に引き続き、リアル会場とバーチャル会場のハイブリッド形式での開催となっています。リアル会場の開催日は2023年9月21日(木)~24日(日)の4日間、バーチャル会場「TGS VR」は9月21日(木)~10月1日(日)まで楽しめます。これまで多くのゲームローカライズに携わってきたサン・フレアは、例年ブースを出展していて、今年もリアル会場に出展予定です。今回のブログでは、ゲーム分野のPM(プロジェクトマネージャー)である私が目前に迫ったTGSのビジネスデイをたっぷり楽しむ方法について語ります。
毎年恒例の「TGSで楽しみにしていること」とは?
1996年に始まった東京ゲームショウは、国内最大級のゲームイベントです。TGS参加にあたって、毎年楽しみにしていることをご紹介します。
国内外が関心を寄せる「世界的ゲームの祭典」
TGSは、ドイツのgamescom、アメリカのElectronic Entertainment Expo(E3)と並ぶ、世界三大ゲームショウの1つです。コロナ禍だった2020年~2021年はオンライン開催のみ、2022年は感染症対策の規制付きでリアル会場が復活し、ハイブリッド開催となりました。来場者数も昨年より増加すると見込まれているため、会場の空気感や熱気もより高まることでしょう。
大手のゲーム会社によるブース出展
TGSには、ゲーム好きなら1度はその名前を耳にしたことがある大手ゲーム会社が、いくつもブース出展しています。さまざまなタイトルの最新情報が会場に大きく展示されていて、ゲーム好きにはまるで夢のような空間です。会場を歩いていて遠くから新作タイトルの看板やキャラクターの装飾が見えると、「今年、あの会社はどんな出展をしているんだろう?」と胸が高まり、ついつい足を運んでしまいます。
さまざまなゲームの試遊
TGSでは、各ブースで発売前のゲームを試遊することができます。試遊は国内外のゲーム会社が力を入れている部分で、TGSでも人気イベントの1つ。大手ゲーム会社のナンバリングタイトルの最新作から、ここでしか遊べない中堅ゲーム会社の発売前タイトルやインディーゲームまで、あらゆるゲームに触れることができます。ブースによっては、試遊後に限定グッズをもらえることもあります。
多くの関係者たちと実際に触れ合える
TGSは世界有数のゲームの祭典なので、パブリッシャーやデベロッパー、デバッグやサーバー関連の会社など、ゲームに関する関係各社、たくさんのパートナーが一堂に集結する場でもあります。普段なかなかお会いできるチャンスがない方にも、TGSの会場では直接ご挨拶やお話ができるので、毎年楽しみにしています。
TGS2023ならではの注目点は?
幕張メッセ全館開催となるTGS2023では、新たなコーナーが開設されます。さらに、日本において海外ゲームの人気が高まっている影響もあり、多くの海外企業がブースを出展予定です。ここでは、私が期待と注目している内容をピックアップしてみました。
3つの新コーナー開設
TGS2023では、以下の新コーナーが設けられます。
・PCゲームユーザー向けに、最新ハードなどを紹介する「ゲーミングハードウェアコーナー」
・ゲームプレイのための家具などを紹介する「ゲーミングライフスタイルコーナー」
・来場したインフルエンサーやクリエイター向けの「クリエイターラウンジ」
どれも時代の潮流を受けて考案された新コーナーになっています。ゲームという、すさまじいスピードで進化を続けるエンターテインメントの流行や時代の流れは把握しておきたいので、今から興味津々です。
世界中から多くのゲーム会社が出展
海外ゲームのタイトルは日本でも流行しています。スマホゲームでは、アジア圏のゲーム会社がリリースするタイトルが人気です。なので今回のTGSにおいて特に期待しているのは、なんといっても韓国のゲーム会社が多数集結する「TGS KOREA PAVILION」です。2022年は15社がKOREA PAVILIONに参加し、過去最大規模の出展でした。今年はさらに参加企業が増えることが予想されているようで、大きく注目しているポイントです。
翻訳会社PM目線の「TGS2023で外せないポイント」は?
近年の日本製ゲームの主な海外ターゲットは、アジア圏や欧米圏がメインです。中国や韓国、東南アジア、そしてアメリカにヨーロッパ諸国など、各国で様々な日本のゲームタイトルがヒットしていて、実際に、TGSにはさまざまな国からのブース出展があり、世界各国から来場者が集まります。こうした「すでにターゲットになっている国」以外にも、大手ゲーム企業が今後、どういった国をターゲットとして開拓し、ビジネスを展開していくのか、TGSでぜひ聞いてみたいと思っています。
TGSを満喫するために、注意しておくべきこと
TGS2023では、リアル会場の来場者は約20万人と見込まれています。そんな大規模イベントであるTGSをしっかりとエンジョイするための、ちょっとしたアドバイスをまとめました。
試遊は長蛇の列を覚悟する
TGSにおける目玉イベントの1つである試遊は、毎年かなり混雑します。一般公開日では始発で会場に向かい、開場時間を待って一番に入場し、お目当ての試遊をするも人いるほどで、人気タイトルの試遊は数時間待ち、なんてことも。ゲーム業界に所属している方々は、ビジネスデイの来場が狙い目かもしれません。
周辺施設の混雑も考慮する
幕張メッセは最寄り駅の海浜幕張駅から徒歩5分です。会場に向かう間にも飲食店などがありますが、昼食のタイミングでは、会場内や周辺レストランはほぼ混雑しています。また、イベント終了時には同時に多くの来場者が駅へ向かうため、駅に入るまでに並んで入場待ちをすることも少なくありません。そうなると切符売り場まで辿り着くのも困難になるので、予め交通系ICカードにチャージをしておく、帰りの切符を買っておくなど対策しておくと安心だと思います。
TGSは年に1度の重要なビジネスチャンス
TGSは国内外から大勢の人々が訪れる、華やかで活気のあるイベントです。ステージイベントなども目白押しで、エンターテインメントを心から楽しめる内容になっています。同時に、我々翻訳会社だけでなく、ゲームに関わる全ての企業にとって1年で最大のビジネスチャンスでもあります。実際にサン・フレアのお客様も、TGSを通じてお取引が始まった例が多数あります。
TGS2023ではぜひサン・フレアブースへ!
貴重なビジネスイベントとして、また世界的なエンタメイベントとして、毎年大きな注目を集めるTGS。今年は4年ぶりの幕張メッセ全館開催ということもあり、さらなる盛り上がりを見せるのではないでしょうか。2013年からTGS出展を始めた当社は、今年、記念すべき10回目の出展となります。TGSにお越しの際は、ぜひサン・フレアブースにお立ち寄りください!TGSのマッチングシステムからも、当社担当宛にお問い合わせいただけます。
ビジネスデイの参加はチケット入手と事前登録が必要
ビジネスデイ事前登録券の入手後は忘れずにこちらから登録してください。
事前登録締切は9月20日(水)23:59までです(注意事項を必ずご確認ください)
https://tgs.nikkeibp.co.jp/tgs/2023/jp/ticket/businessday/#ticket02
この記事を書いた人
YUMU
ゲーム翻訳のPMとして、数多くのタイトルのローカライズに関わる。
プライベートではプレイ動画を配信する程のゲーム好き。
PMとしてのモットーは「ユーザー様視点を忘れない」。
お客様とユーザー様の笑顔のために日々奮闘中。