動画・映像制作の料金相場徹底解説！（商品・サービス紹介等の動画制作編）

商品やサービスなどを紹介する動画の制作時に必要な費用のおおよその相場や、料金の目安について情報をまとめました。相場早見表や詳細な動画の方向性も掲載しています。まずは、「目的」にあった動画を選んでみましょう。

商品・サービス紹介等、動画制作の相場

商品やサービスを紹介する動画として、大きく「２Dアニメーション（以降２Dアニメ）」と「実写」に分けることができます。無形サービスを紹介する場合の動画はほとんどが「2Dアニメ」を選択するケースが多く、有形サービスを紹介する場合は、「実写」を選択するケースが多くなります。商品自体を紹介する場合は、「3Dアニメ」を利用するケースもありますが、費用としては作りこむと数百万にもなり、費用が高くなるため選択する企業は少ないです。

アニメーション動画を選択するメリット以下が挙げられます。
・ユーザーに対してサービスをイメージさせやすい
・センシティブなサービスでも印象を和らげることができる
・演者や撮影場所の許諾、撮影機材などが不要
・表現が自由にできるため、無形サービスに向いている
・サービスに変更があっても、料金の追加で修正が可能

商品・サービス紹介等の動画制作相場早見表（アニメーション動画）

既存素材の組み合わせ＜～30万円＞

既存素材を使用しながら、動きに滑らかさはない代わりに費用が抑えられます。簡易的なサービス紹介動画を制作したい場合に選択すると良いでしょう。

動画の方向性
・クオリティにはあまりこだわらず、安く動画を作りたい方におススメ
・1ヶ月以内で、とにかく早く動画を作りたい
・写真やイラストなどの素材は自社で用意する必要も・・・

オリジナルイラストで簡易的な動き＜30万円～80万円＞

サービス紹介動画で一番選ばれる価格帯です。サービスに合わせてイラストから書き起こして動きを付けます。イラストの制作数に応じて金額が変動し、アニメーションの動きはシンプルな動きが中心です。30万円台のアニメは、イラストの点数を抑え、写真の組み合わせで制作したもの。イラストやキャラクターなど、オリジナルで書き起こす点数が多くなると金額も上積みされます。

動画の方向性
・オリジナリティやクオリティをキープしながらも、費用はある程度抑えて制作したい方におススメ
・恥ずかしくない程度に、かつある程度背伸びした動画を作りたい
・写真、素材、イラストなど多く提供できれば価格も安く？！

オリジナルイラストでリッチな動き＜80万円～150万円＞

完全なオリジナルイラストや撮り下ろしの写真を使用し、動きが滑らかなアニメーションでクオリティ重視の動画を制作する価格帯です。アニメーションの動きや、ストーリーの演出によって価格が変動し、3DアニメやCGを組み合わせれば表現が豊かになる分、価格も跳ね上がります。

動画の方向性
・企業や、商品・サービスのブランディングとして使用していく動画
・予算によっては、3DアニメやCGを組み合わせて、表現を豊かに
・オリジナルキャラクターの制作でブランディング化も

フレーム バイ フレームの映像＜150万円以上＞

フレーム バイ フレームとは、普段TVなどで見ているアニメや映画などのクオリティーレベルのアニメーションです。企業のブランディングやTVCMで使う目的で制作するケースがほとんどです。

動画の方向性
・TVCMなどに使用するレベルのクオリティにしたい
・有名キャラクターとのコラボなど、タイアップ先によって価格に大きな差も
・大作になれば価格は天井知らずになることも

商品・サービス紹介等の動画制作相場早見表（実写動画）

*ロケハンとは　撮影当日までに、撮影場所の調査（ロケ場所探し、下見、確保、カメラアングル等の確認）に行くことです。

低価格で制作＜～30万円＞

1カメで撮影したものを、簡易的な編集で終わらせる動画がメインです。クオリティにこだわらず、低価格で動画を制作することが目的なため、撮影場所は1か所でロケ地などの費用はかけられないため、オフィス内など自社で用意する可能性が高くなります。出演者も社員か制作会社の社員等自前で用意することになります。

動画の方向性
・クオリティにはあまりこだわらず、安く動画を作りたい方におススメ
・1ヶ月以内で、とにかく早く動画を作りたい
・撮影場所も出演者も自前で何とか用意する

理解しやすい表現を入れる＜30万円～80万円＞

低価格で制作するレベルに＋αで字幕やナレーションなどのわかりやすいテロップを入れるなど、多少凝った編集作業を入れて制作をおこないます。撮影場所は1日で撮影できる距離で1～2か所で撮影が可能になります。

動画の方向性
・オリジナリティやクオリティをキープしながらも、費用はある程度抑えて制作したい方におススメ
・恥ずかしくない程度に、かつある程度背伸びした動画を作りたい
・効果的にテロップを入れた編集で理解力を向上させる

演者を入れてこだわる＜80万円～150万円＞

役者を入れて訴求力を上げます。演技に慣れたプロの役者が演じるだけで、社員とは全く違ったクオリティに仕上がります。社員の出演だと、退職後にその動画が使用できなくなるケースがあります。役者との契約はさまざまありますが、買い切りの契約にすれば半永久的に動画の使用が可能となります。

動画の方向性
・役者の演技で訴求力を上げる
・クオリティの高いこだわりの動画制作
・撮影場所も複数箇所が可能

本格的な映像にする＜150万円以上＞

遠方での撮影や有名タレントの起用など、TVCMレベルのハイクオリティな映像を制作したい場合は、要求内容によって、金額も青天井に膨らんでいきます。ドローンやレールを使用する場合は1日約15万円程度、カメラマンやアシスタント、スタイリストの人数によっても費用が変わってきます。画質にもこだわる場合は、4Kカメラを用意したり、4K動画にする場合には8カメラの用意が必要となります。

動画の方向性
・TVCMなどに使用するレベルのクオリティにしたい
・どの程度の規模で撮影するかをあらかじめ検討
・大作になれば価格は天井知らずになることも

目的・予算・納期はある程度決めておく！

動画の見積り依頼や、発注をする際の事前準備として、別ブログ『動画制作の依頼前に必要な準備とは』を参考に「目的」「予算」「納期」をあらかじめ決めておくことが重要です。
3つのポイントが最低限決まったら、次に制作会社から最適な提案を受けるための準備をしましょう。提供する情報が具体的であるほど、見積りや提案の質が向上します。

提案の質を向上させるために
・サンプル動画
競合や類似サービス等、YouTube等で制作したい動画イメージ（デザインや雰囲気、構成、競合など）に近いものをピックアップしておきましょう。
・ターゲット／ペルソナ
動画を観てもらいたい視聴者（年代・行動）を想定し、その視聴者がよく見ている媒体やSNSなど、訴求のポイントを決めておきましょう。
・配信する媒体
自社サイトへ掲載、あるいはYouTube、SNSなどの配信媒体やプラットフォームによって動画の長さ（尺）や画面の縦横比・解像度などの指定もあるため、配信方法を決めておきましょう。
・動画の長さ
30秒前後であればメッセージは1つほど、60秒前後なら2つか3つほどを目安とし、動画の長さによって制作費や盛り込めるメッセージ数も変わってきます。おおよその長さを決めておきながら、制作会社に相談しましょう。

予算に合わせた提案を受けるために

サン・フレアでは、お客様の「目的」を実現するために、効果的な動画の見せ方をご提案させていただきます。予算内で想定以上の効果を得られるよう、お客様とのコミュニケーションを密におこない、最適なご提案を含めて、ご満足いただける動画を制作します。
また、その動画の視聴者が海外も対象の場合は、世界90以上の言語に翻訳し、字幕やテロップまたは、ナレーションを吹き替えて制作いたします。