今回、私は洋上風力プロジェクトチームの活動の一環で、エコテクノを中心に「課題解決EXPO2025」に参加してきました。
当社は2年前に出展社として参加しましたが、今年は来場者として参加し、改めて九州のGX(グリーントランスフォーメーション)の熱気を実感しました。その様子に加え、九州グルメもご紹介します!
イベント概要
7月2日から4日にかけ、福岡県北九州市小倉北区で開催された「課題解決EXPO2025」では、脱炭素、リサイクル、省エネ、創エネなどの環境・エネルギー技術を中心とした企業が出展し、地元企業も交え活発に商談がおこなわれていました。

会場内の様子
会場には、再エネに限らず九州全体のGXの取組みが集結していました。
たとえば、ドローンを活用した風車の点検や、掘削を伴わずに路面境界部の腐食状況を把握できる検査技術、ロボットによる高級イチゴの選別と箱詰めなど、現場ニーズに即した最新技術が紹介されていました。
ITや機械、そして地元の製造業によるものづくりが再エネ分野と結びつくことで、安全性の向上やコスト削減、環境負荷の軽減、地方が抱える人手不足問題の解消といった複数の課題解決が進むだけでなく、雇用創出や人材育成にも広がっていく可能性を感じました。
九州は再生可能エネルギーの商用活用が進む地域の一つですが、その背景には、地域の企業や自治体による主体的な取組みと熱意があると感じました。
私の生まれ故郷である九州が、こうして前向きに挑戦を続けている姿を見ることができ、とてもうれしい気持ちになりました。
再エネが身近な街、小倉
今回の会場である西日本総合展示場は、小倉駅から徒歩5分ほど。
駅北口の地上デッキには、全長約210メートルの強化ガラス製の屋根が設置されていました。屋根にはソーラーパネルが埋め込まれており、ここで発電された電力は、駅前のエスカレーターなどの設備に利用されています。
北九州市は「2030年度までに再生可能エネルギー導入量を約1,400 MWに拡大する」というグリーン成長戦略を掲げており、その取組みの一つとして、このような都市空間へのソーラーパネル導入をおこなっています。
地域のこうした活動が、再エネをより身近に感じさせてくれます。
響灘を視察
イベントの合間には、響灘へ赴き洋上風車の建設現場へ。

風車を眺めながら、2年前のエコテクノで伺った「響灘の海底地盤は硬い箇所や砂地もあり、建設の難易度が高い」という話を思い出しました。
地盤条件に応じて基礎構造が変わる洋上風力の難解なプロジェクトが関係者のみなさまの努力と忍耐によって実現されたことを実感しました。
福岡グルメと醤油探しの旅
今回の出張グルメは「明太子と醤油」がテーマでした。
地元限定メニューに弱く、迷わず注文。九州の海鮮は輝いている…映っていませんが明太子食べ放題でおいしかった。

朝から明太子。なぜか福岡のイカ明太は格別においしい。

九州の甘い醤油が大好きです。ちょうど買い替えのタイミングなのでスーパー巡り。
同行していた部長も付き合ってくれて、おいしそうなパッケージの醤油を購入。
しかし、実は購入したのは甘くないタイプでした…世の中も「甘くない」としみじみ。
が、大豆の力強い風味でこれもまたおいしかったです。

福岡空港で必ず訪れる定席でパフェ。甘くない世の中ですが、みずみずしく甘い桃で〆。

まとめ
今回の出張では、地域密着の再エネ・GXソリューションが勢ぞろいし、地元企業と行政が一体となり取り組んでいる様子を間近で見ることができました。
九州を盛り上げていこうとする地元の熱気を感じ、おいしいものも食し、実りある2日間でした。
この記事を書いた人
JH
IT業界の既存顧客営業を担当。洋上風力発電プロジェクトメンバーの一人。
Kpopアイドルとガパオライスが好き。