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まもなく開催!東京ゲームショウ2025はさらに心躍る空間へ

今年も東京ゲームショウ2025(以下TGS2025)開催の時期がやってきました。開催日程は2025年9月25日(木)~9月28日(日)で、前半2日間はビジネスデイ、後半2日間は一般公開日となっています。本年も幕張メッセでのリアル開催はもちろん、各種メディアでの配信や、Steamだけの特別配信など、オンラインコンテンツも充実したラインナップに。そして例年ブースを出展しているサン・フレアは今年、13回目の出展をおこないます。そこで毎年恒例、ゲーム分野のPM(プロジェクトマネージャー)である私が、TGS2025の見どころや注目ポイントをたっぷりとお届けします。

TGS2025バナー

Nintendo Switch 2発売後初のTGS2025開催!

TGS2025のテーマは「遊びきれない、無限の遊び場」で、出展社も昨年より増加し、過去最大規模での開催となります。今回はNintendo Switch 2発売後初のTGS開催であること、また、過去に類を見ないほどスマートフォンゲーム市場が成長していること、近年ますます進化を遂げる中国・韓国の企業が数多く出展しているという背景から、グローバルな熱視線が集まっているのです。

なお来場者もさらに増加する予測ですが、会場は出展スペースの規約見直しやレイアウト幅の変更などをおこない、「誰もが安心して歩ける会場づくり」を推進。ビジネスマッチングやセミナーも拡充し、アジアのゲーム業界において最大級の商談や交流の場を提供するそうです。また、ゲームの一般展示に加えてゲーミング、ハードウェアやゲームに特化したインテリア、AR/VRコーナーにファミリーゲームパークなど、多様なブースやスペースが集結。日本ゲーム大賞2025発表授賞式を含む多くのステージイベントや、コスプレエリアの解放などもあり、ゲームを愛するすべての人々が大興奮間違いなしのイベントとなりそうです。

大注目のコンシューマー機、Nintendo Switch 2の影響は?

ではここから、私の所感も交えたTGS2025の見どころをお伝えしたいと思います。TGS2024では、Nintendo Switch 2の発表を控えていた影響で、同コンシューマー機に対応しているタイトルの情報公開を見送っていたと思われるメーカーも多く、私としてはやや「様子見」の空気が漂っているように感じていました。
しかし本年は状況が一変。2025年6月5日にNintendo Switch 2が発売され、世界的な話題となっていることから、各社が満を持して投入する新作タイトルが一斉に登場すると予想しています。ハイクォリティなグラフィック性能や進化した操作性、さらに目覚ましく向上した処理速度に短縮したロード時間など、次世代を担うコンシューマー機の特徴を活かした作品をTGS2025会場でいち早く体験できるのは、ファンだけでなく、業界関係者にとっても大きな魅力となるのではないでしょうか。さらにNintendo Switch 2の登場により、マルチプラットフォーム戦略の再構築や、インディーゲームの展開方針にも変化が生まれています。TGS2025はその最新の動向を読み解く絶好の場となるはずですので、私自身も強い興味を持っています。

驚異的な進歩を見せるスマートフォンゲームコーナーも話題に

ここ数年、革新的な進化を遂げているスマートフォンゲームコーナーも見逃せません。既に爆発的な人気を誇るスマートフォンゲームですが、AI技術やハードウェア、ネットワーク性能の向上によって、急速なスピードでその形態が変化しているコンテンツであり、市場はより大きくなると予測されています。このような状況もあり、スマートフォンゲームは海外展開を前提としていることが多く、ローカライズのお問い合わせが極めて多い分野です。そのため、翻訳会社のPMである私としては、毎年最も注目しているコーナーのひとつです。

近年のスマートフォンゲームは一般に広まっている「縦持ち系」に加え、「横持ち系」と呼ばれるタイトルが増えてきています。そしてそれに伴い、スマートフォンゲームのローカライズについても、仕様が移り変わっているのです。
いわゆる「縦持ち系」のスマートフォンゲームは、片手でできる手軽さやカジュアルさが特徴といえます。そのためUIやインゲームテキストは縦長の画面に最適化されており、ゲーム内の情報量も抑えめでした。当然、ローカライズの際も「シンプルであること」が重要なポイントとなります。

対して、「横持ち系」のスマートフォンゲームは、画面の広さを最大限に活かした美麗なグラフィックや臨場感が特徴です。情報表示に関しても、横画面の広さを活かしたものになっています。それに伴って、ゲーム内のテキスト自体が多く、フレーバーテキストでさえ内容が豊かなものになっています。この部分はローカライズをおこなう際も気を付けておくべき点です。つまり、単に文字量を増加させるだけではなく、豊かで奥深い「読ませる」表現の重要性が高まっているのです。

あまたの人気タイトルを輩出している中国・韓国企業も多く出展

昨今のスマートフォンゲーム市場において、世界をリードしているのは中国・韓国・日本の三か国です。特に中国・韓国の企業は、技術力と企画力を武器にグローバル展開を前提としたタイトルを次々とリリースしており、その勢いはTGS2025にも如実に反映されています。

中国企業によるスマートフォンゲームでは、『原神』、『崩壊:スターレイル』、『鳴潮』などのRPGタイトルが特に人気です。いずれも美麗なグラフィックや豪華な演出といった中国発スマホゲームの特徴と、自由度の高さや戦略的なバトルといったゲーム性を両立して日本のプレイヤーを虜にし、ロングセラーとなっています。

一方、韓国企業によるスマートフォンゲームでは、ターン制バトルなど戦略性が高いゲームが多いのが特徴で、プレイヤーの思考力を刺激する設計が多い印象があります。またグローバル展開を前提として、海外市場を意識した作り込みも目立ちます。特に日本市場向けには、アニメ調のビジュアルや日本人声優の起用など、日本の市場にマッチするために様々な工夫がなされています。

なおTGS2025においても多くの中国・韓国のゲーム企業が出展していますが、私が特に注目しているのは、韓国のSmilegate社です。同社は世界的なヒット作『クロスファイア』や『エピックセブン』を手掛けており、本年、満を持して日本のゲームファンの前に姿を現します。2025年7月には新規大型タイトル『カオスゼロナイトメア』のリリースが発表されていましたが、会場では先行プレイも可能なのでしょうか?私もぜひ、ブースを訪問してみようと今から楽しみにしています。
こうしたアジア各国のスマートフォンゲームの盛り上がりによって、当社へも昨今、特に中国や韓国のゲーム企業様からのローカライズ依頼が急増しています。今後は東南アジア企業の成長など、市場のさらなる拡大が予想され、スマートフォンゲームの舞台がより大きな熱気に包まれていくのを日々肌で感じています。

サン・フレアのゲームローカライズ実績は100本を突破!

サン・フレアは、10年以上にわたってゲーム翻訳に携わってきました。そしてついに昨年度、対応タイトル数が100本を突破。コンシューマー機向けのゲームはもちろん、スマートフォンゲーム、インディー作品、eスポーツ系タイトルまで、ジャンルもプラットフォームも多岐にわたるローカライズ・LQAの実績があります。

私たちは、それぞれの作品に込められた「作り手の想い」を、プレイヤーのみなさまの心に届く言葉へと翻訳することを大切にしています。TGS2025の会場ではビジネスソリューションコーナーに出展していますので、サン・フレアのゲーム翻訳やローカライズに触れてみたい方はぜひ、お気軽にお立ち寄りください。また今年はビジネスミーティングエリアでも個別相談を承っております。
TGSのマッチングシステムからも、当社の担当者にお問い合わせいただけます。

東京ゲームショウ2025 ビジネスマッチングシステム

【東京ゲームショウ2025 サン・フレア出展情報】
■会期:2025年9月25日(木)~2025年9月28日(日)
※当社は9月25日(木)、26日(金)のビジネスデイのみに出展
■会場:幕張メッセ(ブース番号 09-W71/ビジネスソリューションコーナー、ビジネスミーティングエリア)

出展情報の詳細はコチラ

ビジネスデイの参加はチケット入手と事前登録が必要

有料の事前登録は9月16日(火)23:59まで。
「ビジネスデイ事前登録申込コード」による事前登録(無料)は9月24日(水)23:59までです。
https://tgs.cesa.or.jp/jp/ticket?business

TGS2025バナー
サン・フレアの東京ゲームショウ2025の出展は9月25日(木)~26日(金)のビジネスデイのみとなります。

こちらもチェック!

ブログを音声合成でお届けするコンテンツ“ボイログ”。ゲームローカライズに関する動画となっています。

※本ブログに記載されている「Nintendo Switch」および「Nintendo Switch 2」などの製品名・サービス名は、任天堂株式会社の商標または登録商標です。
また、その他記載されているゲームタイトルや企業名は、各社の商標または登録商標であり、当ブログはそれらの権利を侵害する意図はございません。
記載内容は情報提供を目的としており、各社との関係を示すものではありません。

この記事を書いた人

YUMU

ゲーム翻訳のPMとして、数多くのタイトルのローカライズに関わる。
プライベートではプレイ動画を配信する程のゲーム好き。
PMとしてのモットーは「プレイヤー様視点を忘れない」。
お客様とプレイヤー様の笑顔のために日々奮闘中。
好きなジャンルは「JRPG」

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