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「デザイン・印刷の基礎知識と海外展開での注意点」セミナーレポート

サン・フレアは、ビジネスの海外展開を目指す企業や、海外展開を始めたばかりの企業向けに、オフラインセミナー&交流会「グローバル・マーケティングセミナー~0→1 creative Day」を開催しました。本レポートでご紹介する「デザイン・印刷の基礎知識と海外展開での注意点」では、サン・フレアのクリエイティブディレクターとグラフィックデザイナーの2名が、プロモーションやマーケティングツールのデザイン・印刷の側面において、海外展開時に意識しておきたい内容について解説しています。
大盛況のうちに終了した本セミナーは、オンライン配信をおこなっています。残念ながら参加が叶わなかった方、海外プロモーションの実例を学びたい方は、ぜひご視聴ください。

セミナーレポート:人々の心をグローバルに心を掴むためのデザイン・印刷の基礎知識を徹底解説!

セミナーでは、グラフィックデザイナーの鎌田久美氏と、サン・フレアでクリエイティブディレクターを務める、瀬能憲利氏の2名でおこなわれました。セミナー前半を担当した鎌田氏は、紙媒体の広告デザインに20年以上携わった自身の経験をもとに、グラフィックデザインの基礎知識と、日本と海外で好まれるデザインの差について解説。有名広告の実例も多く交えつつ、デザインの核心に迫ります。セミナー後半を担当した瀬能氏は印刷・製版・ドキュメント制作の経験を活かし、印刷物に関する基礎知識から印刷時の注意点、実際に海外で印刷物を制作する際の違いなどについて、細部にわたって解説しています。

成功へのスタート地点、グラフィックデザインの基礎知識を身につけよう

冒頭部分ではデザインを学ぶ際に、まず押さえておきたい、グラフィックデザインの基礎知識について説明しました。デザインの定義から始まり、詳細なデザイン制作のフロー、そして重要なコンセプト制作に至るまで、丁寧に分析しています。

特に重要なコンセプト設計については、「遮熱塗料を東南アジアで売るためのパンフレット制作」を例に、コンセプト設計時に欠かせない要素である下記の4点について深く掘り下げました。
・何を(製品・サービス)
・誰に(ターゲット層)
・どこで(配布場所・方法)
・求めるアクション(ターゲットに求めるアクションとそのフック)

日本と海外でこんなに違う!広告デザインのアプローチ

次のトピックは、日本と海外の広告デザインの違いについてです。日本をトップに、アジアでは有名人を起用した広告が多い一方、ロシアやイギリス、アメリカについては10%前後と、それほど割合が高くありません。テレビゲーム『あつまれ どうぶつの森』の日本とイギリスのプロモーション動画や、乳酸菌飲料「ヤクルト」の国内向け・海外向けの新聞広告の実例を出しながら、広告の構成が変わる理由や、ターゲットに合わせた広告展開の手法などにも触れています。

また、海外での広告展開で気を付けたいポイントとして、上記の3点を挙げています。
「色」については、国や文化、地域や宗教によっても意味合いが異なり、その使い方には注意が必要な点を、実際のカラー調査やタイにおける「曜日の色」の例と共に解説しています。「構成」については欧米デザインの特長を捉えた実例を挙げ、「書体」については和文書体・欧文書体の種類とその作りから、デザイン上で気を付けたい文字組についても紹介。デザインのヴィジュアル表現時に生じる疑問を一挙に解消する内容となっています。

最後に、選挙ポスターを始めとする、日本・海外のデザインの違いを明確にする特徴的な広告の例を紹介。日本と海外、それぞれで好まれる広告表現の手法や、その表現方法が異なる理由などを、豊富な実例と共に説明しました。

印刷物の基礎知識を押さえて、訴求力の高い海外向けプロモーションを実現

ここからは、マーケティング・デザイン室でクリエイティブディレクターを務める瀬能憲利氏にバトンタッチし、印刷物の基礎知識や、海外との違いに関する内容を解説します。一言に「印刷物」といっても、その種類や印刷方法、コスト、さらにデータ作成時の注意点まで、細かく留意しておくべきことがあります。基本をしっかり押さえることで、魅力的な海外向け制作物の完成を促します。

冊子の種類は?紙のサイズは?まずは基本をマスター!

まずは、印刷物の種類や紙のサイズ、見開きの方向などについて改めて振り返ります。パンフレット・カタログ・リーフレットの違いや、海外で一般的な紙のサイズ、見開きの方向といった基本的な知識を紹介しました。各種冊子の用途・目的や、日本と海外における一般的な紙のサイズの違い、さらに見開きの種類とその説明など、印刷物の制作時に理解しておきたい必須知識をピンポイントで解説しています。

2つの主要な印刷方法、オフセット印刷とオンデマンド印刷の違いとは?

日本と海外において印刷技術に大きな違いはありません。グローバルで主要な印刷方式は、以前から広く使われているオフセット印刷と、ここ最近増加しているオンデマンド印刷があります。オフセット印刷とオンデマンド印刷の大きな違いは、「一旦、版に焼き付けるか、焼き付けないか」という部分です。それぞれの印刷方式において、工程数や使用するインクの種類などが異なることから、コストや納期、仕上がりの品質などにも差があります。このセクションでは、その相違について詳しく解説しています。

データと紙媒体、適切に使い分けて効果的な海外展開を

最後に、印刷物制作時の注意点や印刷物制作のメリットについて説明。海外で印刷データを使用する際のファイル名の付け方や、印刷データ作成時に使う色の指定など、印刷物の制作における気を付けたい内容を紹介しています。

紙の印刷物があれば、インターネットにアクセスしづらい環境でもすぐに資料を提示でき、折り方や紙の種類などで「その会社らしさ」を表現できます。ビジネス展開の対象国や商品・サービスの内容などによって、紙媒体とWebデータを適切に使い分けてみるのもおすすめです。

セミナーの配信情報はこちら!

上記のセミナーは、オンラインによる無料視聴が可能です。海外展開する際のデザイン全般に関してわかりやすく解説します。また、印刷に関しての注意点等も説明します。ぜひご視聴ください。

録画配信セミナー|デザイン・印刷の基礎知識と海外展開での注意点

日本と海外では、人の心を掴むデザインに差があります。本セミナーでは、デザインの基礎知識と共に、ビジネスの海外展開をする際、デザイン面で意識しておきたいポイントについて徹底解説します。また、印刷に関わる知識や注意すべき点も洗い出し、魅力的なプロモーション・マーケティングツールの制作を後押しします。
※本セミナーは、以前実施したオフラインセミナーの録画配信となります。
視聴申し込み:https://blog.sunflare.com/materials/001587.html

セミナー時間:約40分
視聴費用:無料
配信方法:YouTube
対象者 :コンテンツの制作や、多言語化を検討されている担当者様
     広報ご担当者様・マーケティングご担当者様・プロモーション関連業務に関わる方
※学生の方、同業他社(翻訳会社・制作会社・広告代理店)様、個人(個人事業主含む)はご遠慮ください
主催 :株式会社サン・フレア

配信セミナー申込の注意
➊下記に該当する方は視聴をご遠慮いただく場合がございます。予めご了承ください。
・学生の方
・同業他社(翻訳会社・制作会社・広告代理店)様
・個人(個人事業主含む)
・日本に活動拠点がない企業の方
・その他、当社が不適切と判断した企業の方
❷本セミナーは企業様向けとなります。企業ドメインのメールアドレスでお申し込みください。
  フリーアドレスでのお申込みは、申し込み対象外とさせていただきます。

<こんな方にオススメ>
・海外展開を始めたばかりの企業
・海外向けコンテンツ制作の担当者
・多言語翻訳の必要性を理解したい方

本セミナーはアーカイブ配信です。お申し込みいただいた後、メールにて視聴用URLをお送り致します。

デザイン・印刷の基礎知識と海外展開での注意点

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