医薬品開発業務受託機関(CRO)の業界団体、一般社団法人日本CRO協会は医薬品開発の実務に対応できる英語力を評価する「治験実務英語検定制度」を開始すると発表した。2015年12月(予定)に会員企業の社員を対象に先行して実施し、将来は製薬会社の社員などに対象を広げる。
国際共同治験が増加する中で、グローバル化に対応できる臨床開発業務者の英語スキル育成を目的とし、業務上必要とされる英語能力を判定する一つの指標として、本検定試験制度を導入することにした。
当社教育部門が問題作成や解答集計で協力し、英語の基礎レベル(読み・書き)を 評価する「ベーシック」、応用レベル(読み・書き・聞き)を評価する「アドバンス」、発展レベル(読み・書き・聞き・話す)を評価する「プロフェッショナル」の3段階を設ける。 検定は、プロフェッショナルレベルの一部を除きウェブサイトを通じて実施する。
掲載紙面URL(日本経済新聞:2015年7月15日付)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ14HJ9_U5A710C1TJC000/