PCT出願は直訳を基本としますが、直訳の意味を誤解した字面の訳が後を絶ちません。体系の異なる2つの原語の間の翻訳は意味等価であることが重要で、その点で直訳もそうでない訳も本質的に差異はないはずです。本セミナーでは、特許翻訳の第一人者である倉増氏を講師に迎え、業界に蔓延しているPCT出願における直訳に対する誤解を解き、権利化後の争訟にも耐えうる有効な特許を取得するためのあるべき翻訳の姿について提案いたします。
講師紹介
倉増 一(くらます はじめ)
1965年 大阪市立大学理学部化学科卒業。 株式会社ブリヂストンで研究開発本部に所属し、主に研究開発と特許業務を担当、その後、特許翻訳会社の品質管理担当、青山学院大学理工学部講師(非常勤)を経て、株式会社トランスプライム代表取締役、株式会社サン・フレア顧問を務める。 著書に『特許翻訳の基礎と応用』(講談社サイエンティフィク) |
プログラム
- I. PCT出願における直訳の定義
- II. 日英翻訳において留意すべき点
・日本語になく英語に不可欠の数と冠詞の概念
・前置詞と格助詞の不対応
・品詞の転換
・文体の転換、特に無生物主語
・日本語特有の冗長語の整理
・主語なし文
・非正規表現
・不明瞭な記載 - III. 質疑応答
※講義内容は、多少調整させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
※録音・撮影行為は固くお断りいたします。講義中のパソコン・携帯電話の使用はご遠慮ください。
※配布資料の転載、再配布は固くお断りいたします。
開催概要
東京 | 大阪 | |
---|---|---|
【日時】 | 2014年1月30日(木) セッション 13:30~16:30 終わり次第、懇親会 19:00まで |
2014年2月7日(金) セッション 13:30~16:30 終わり次第、懇親会 19:00まで |
【会場】 | 東京都新宿区西新宿2丁目4番1号 新宿NSビル 東ブロック 3-C会議室 [ 地図 ] |
大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F 大阪センター304号室 [ 地図 ] |
【受講料】 | 7,000円(税込) 懇親会 無料 | |
【申込締切】 | 2014年1月27日(月) | 2014年2月4日(火) |
【参加対象】 | 特許事務所の方、知財関連業務に携わっている企業の方 | |
【定員】 | 30名(先着順)最小催行人数10名 ※定員に達した時点で申込みを締め切らせていただきます。 ※原則として1社につき2名様までとさせていただきます。 |
お申込み
※このセミナーは終了いたしました。
お問い合わせは、知財お客様サービス部まで
TEL: 03-3355-1168 FAX: 03-3355-1169 mail: sf-patent@sunflare.co.jp
株式会社サン・フレア 〒160-0004 東京都新宿区四谷4-7 新宿ヒロセビル